子どものお年玉は預かっておくのと自由に使わせるの、どっちがいい?

配信日: 2023.12.28

この記事は約 3 分で読めます。
子どものお年玉は預かっておくのと自由に使わせるの、どっちがいい?
子どもがもらったお年玉について、「親が預かっておくほうがよいの? それとも子どもに自由に使わせたほうがよい?」などと悩んでいませんか。正解がないため頭を悩ませている人は多いでしょう。
 
どちらの方法にも、メリットとデメリットがあります。これらを理解したうえで、ご家庭の教育方針などにあっている選択をすることが大切です。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

子どものお年玉を親が預かるメリット・デメリット

子どものお年玉を、親が管理する家庭は多いでしょう。主なメリット・デメリットとして、以下の点があげられます。
 

・メリット

代表的なメリットは、子どもが小さい時期の無駄遣いを防げることです。お年玉を確実に貯金できるため、子どもが成長して金銭感覚を身につけてから、貯めたお年玉を渡せる点は魅力といえるでしょう。
 
お金の大切さを理解したうえで使途を決められるため、有意義な使い方ができる可能性があります。例えば、留学資金の一部に使用する、結婚資金の一部に使用するなどが考えられます。
 

・デメリット

お年玉を親が管理することで、子どもがまとまったお金を自由に使える機会がなくなってしまいます。また、子どものお金の使い方を学ぶ機会が失われるといえるかもしれません。もちろん、子どもにありがちな無駄遣いをする恐れはありますが、失敗を通して学ぶこともあります。
 
例えば、去年はいつの間にか使い切ってしまったから、今年は計画的に使おうなどの気づきを得るかもしれません。また、子どもが成長すると、お年玉を奪われたと捉えてしまうことがある点にも注意が必要です。親が管理する目的を説明したうえで、お年玉通帳をつくるなど、目に見える形で管理することが大切です。
 

子どもにお年玉を自由に使わせるメリット・デメリット

子どもにお年玉を自由に使わせた場合、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
 

・メリット

主なメリットは、体験を通してお金の使い方を学習できることです。自分でお年玉を管理することで、「欲しいゲームを買うために、オモチャは我慢しよう」など、お金のやりくりをするようになります。
 
衝動買いをすることもありますが、本当に欲しいものを買えなくなることで我慢を覚えます。失敗を繰り返しながら、子どもは自分なりの金銭感覚を身につけていくのです。
 

・デメリット

子どもにお年玉の管理を任せると、親目線では無駄遣いが増えます。欲しいものを次々と購入して1日でお年玉を使い切ってしまうこともあるでしょう。子どもの成長を感じられず、口を出したくなることもあるはずです。親にとっては、ストレスがたまる可能性があります。
 

お年玉の金額や子どもの成長にあわせた管理も選択できる

お年玉の金額が大きすぎて、子どもに全額を預けるのは心配などと感じる場合は、一部を親が管理して残りを子どもに管理させるとよいかもしれません。
 
この方法であれば、無駄遣いを防ぎつつ子どもにお金の使い方を学ばせることができます。子どもが自由に使える金額を親が管理できる点も魅力です。
 

お年玉の管理で悩むときは教育方針などを見直そう

お年玉を親が管理する方法と子どもが管理する方法には、それぞれメリットとデメリットがあります。一概に、どちらか一方が優れているということはありません。それぞれの特徴を踏まえて、教育方針などにあわせた選択をすることが重要です。
 
また、子どもの成長にあわせて、どちらの方法にするかの選択を見直すことも欠かせません。本記事を参考に、わが家流のお年玉の管理方法を検討してみてはいかがでしょうか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【PR】子どもの教育費はいくらかかるの?かんたん30秒でシミュレーション

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集