更新日: 2023.12.22 子育て
大学生になる息子が「一人暮らし」を始めます。毎月「15万円」ほど仕送りを求められていますが、平均以上ではないでしょうか…?
また、毎月いくら仕送りするべきかと、お悩みの方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、大学生の一人暮らしに必要なおおよその費用と、その内訳をご紹介します。
仕送りするべきおおよその金額についてもご紹介しますので、ぜひとも参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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大学生の一人暮らしに必要なおおよその費用は?
全国大学生活協同組合連合会が行った「第58回学生生活実態調査」の結果を見ると、大学生が一人暮らしをするには、毎月おおよそ12万円強の費用が必要だと考えられます。
おおよそ12万円のうち、特に費用がかかるのは家賃と食費でしょう。
特に食費だけでも、2万5000円ほどかかっていることが分かります。
家賃に関しては地域にもよりますが、地方では5万円前後、都心付近では7万円前後が相場といえます。
大学生の一人暮らしにかかる費用の内訳
大学生の一人暮らしには、家賃や食費以外にも費用がかかります。
ここでは、大学生の一人暮らしにかかる費用とされる、おおよそ12万円の内訳をご紹介します。
表1をご覧いただければ、何にどれくらいの費用が必要なのかをイメージできるでしょう。
表1
食費 | 2万4130円 |
住居費 | 5万3020円 |
交通費 | 4210円 |
教養娯楽費 | 1万3270円 |
書籍費 | 1540円 |
勉学費 | 1430円 |
日常費 | 7430円 |
電話代 | 3460円 |
その他 | 2170円 |
貯金・繰越金 | 1万2970円 |
※全国大学生活協同組合連合会「第58回学生生活実態調査 概要報告 1.学生の経済状況(2)下宿生の生活費(図表2)」を基に 筆者作成
仕送りの費用をできるだけ節約するには?
同調査によれば、一人暮らしをする大学生は、親御さんから毎月6万8000円ほどを仕送りとしてもらっていることが分かっています。
しかし、毎月6万8000円の出費は、保護者の方からすると決して安い金額ではないため、仕送りの費用をなるべく節約したいと考える方もいらっしゃるでしょう。
仕送りの費用をできるだけ節約したい場合は、以下でご紹介する2つの方法を試してみるとよいかもしれません。
奨学金を利用する
大学進学の際の経済的なサポートをしてくれる奨学金という制度を利用すると、仕送りの費用を節約できるでしょう。
自宅以外から大学に通う学生には、毎月2~6万円ほどが奨学金として貸与されます。
全国大学生活協同組合連合会によって行われた「第58回学生の消費生活に関する実態調査」によると、一人暮らしをする大学生の約34%は奨学金をもらっており、その大半を食費や家賃に充てているようです。
アルバイトをしてもらう
お子さんにアルバイトをしてもらって、自分自身の手で生活費を稼いでもらうという方法もあります。
同調査によれば、半分以上の大学生が「現在アルバイトをしている」と回答しており、毎月3万円強は自分自身で稼いでいるというデータがあります。
実際にアルバイトでは、お金を稼ぐことの大変さや社会性を身に付けることができるうえに、実家からの仕送り額も節約できるため、おすすめです。
工夫次第で仕送りの費用は節約できる
大学生の一人暮らしには、家賃と食費に加えて、生活や勉学に必要な費用も含めると、毎月おおよそ12万円の費用が必要だといえます。
お子さんの勉学に支障が出ないように、できるだけ仕送りをしたいと思う方もいらっしゃるでしょう。
そのようなときは、大学進学を金銭的にサポートしてくれる奨学金という制度などを利用してみるとよいでしょう。
毎月の仕送り金額を節約することにつながります。
また無理のない範囲で、お子さんにアルバイトをしてもらうことを検討するのもよいかもしれません。
奨学金やアルバイトなどの工夫を行い、仕送りの費用を節約しましょう。
出典
全国大学生活協同組合連合会 第58回学生生活実態調査 概要報告 1.学生の経済状況概要報告(2)下宿性の生活費(図表2)、(4)アルバイト(図表5)
全国大学生活協同組合連合会 大学進学ガイドブック 奨学金って何だろう?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー