更新日: 2024.01.05 その他暮らし
宝くじ、皆は何枚買っている? 年に100枚×40年の購入を続けても、一発当たれば取り返せるもの?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
皆は宝くじを何枚くらい買っているのか?
ここでは、一般財団法人日本宝くじ協会が令和4年8月6日〜令和4年8月19日にかけて実施した宝くじに対する意識調査をもとに解説します。対象になったのは全国47都道府県に住む満18歳以上の男女です。
この調査によれば、ジャンボ宝くじや全国通常宝くじ、ブロック宝くじを購入した経験のある人は88.7%という結果が出ています。また、同調査によると、令和4年度発売のドリームジャンボミニを含むドリームジャンボ宝くじの平均購入枚数は、26枚でした。
宝くじを年間100枚ずつ40年間買い続けたら?
本記事では、宝くじを1枚300円と仮定して計算します。毎年100枚購入すると年間にかかるお金は3万円、40年間買い続けると120万円かかります。
一発当てるだけで取り返したいなら、300円のくじを買い続けたときは120万円以上の当せん金を獲得しなければなりません。宝くじ公式サイトの発表では、令和4年度の100万円以上の当せん本数は1万8907本です。また、令和4年度の100万円以上の当せん者誕生ペースは1日に51人です。なお、1億円以上の当せん者の誕生ペースは1日に0.8人で、29時間に1人出ています。
購入費用を取り返すためには何等に当せんすればいい?
ジャンボ宝くじシリーズは、当せん金が等級で明確に分かれています。120万円を取り返す場合、年末ジャンボ宝くじなら2等の1000万円に当せんする必要があります。年末ジャンボミニなら、1等前後賞の1000万円です。
3等は100万円なので、4等は5万円、6等は3000円、7等は300円となっています。120万円の投資額を回収し、黒字にするには2等が必要ですが、3等でも100万円を獲得できるため、等級の低いものでも複数回当てることで投資額を回収し、黒字に持っていける場合もあります。実際、3等の当せん本数は9200本なのに対し、2等は184本となっており、3等と2等の間には大きな壁があります。
しかし、これらの当せん者はすべてランダムに決定されます。何枚買っても当たらないことも、1枚買って億単位の賞金が当たることもあるでしょう。これに関しては運次第としかいえません。
毎年100枚の宝くじを40年買い続けた場合、一発で取り返せるのは3等以上
年間で100枚または100口の宝くじを40年買い続けたとして、かかる費用は80〜120万円です。この費用を一発で取り返すなら、100万円に近い賞金を当てなければいけません。高額な賞金にも関わらず、100万円を超える賞金を手にする人は1日約50人です。次はあなたが「高額当せん者」となる番かもしれません。
出典
一般財団法人 日本宝くじ協会 調査研究事業 令和4年度第1回調査
宝くじ公式サイト 令和4年度「高額当せん者誕生ペース」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー