更新日: 2024.01.05 その他暮らし
娘がオートロック機能のないアパートに入居しようとしています。オートロックがある部屋と比べて、どれだけの節約になりますか?デメリットの方が多いでしょうか……。
今回は、オートロックの有無によって家賃にどれだけの差が生じるのかについてみていきましょう。また、オートロックのないアパートのデメリットも解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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オートロックの有無で変わる家賃相場
住宅に関する情報を提供している「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」では、「家賃の差額が大きい条件ランキング」を公表しています。そのうち、もっとも家賃の差額が大きかった条件が「オートロックの有無」です。
同ランキングのデータによると、オートロックのある住宅の家賃相場は8万2000円であるのに対し、オートロックのない住宅の家賃相場は5万6000円となっています。その差額は、1カ月あたり2万6000円です。こうしたデータから単純に計算すれば、オートロックのない住宅に住むと、オートロックのある住宅に住むよりも、年間で30万円以上の節約になります。
オートロックのないアパートのデメリット
オートロックのない集合住宅も少なくはありません。しかし、オートロックのあるマンションなどと比べると、不安な点はいくつかあるでしょう。ここでは、オートロックのないアパートのデメリットを紹介します。
・訪問者が部屋の前まで来やすい
オートロックのないアパートの場合、すべての訪問者は、部屋の前まで簡単に入っていけることになります。友人や宅配業者であれば問題はないでしょう。しかし、セールスマンやその他の部外者も部屋の前まで来やすい点は、オートロックのない住宅の大きなデメリットです。
・空き巣などに狙われやすい
オートロックがあるだけで、空き巣目的の侵入者を防ぎやすい効果が期待できるでしょう。オートロックのあるアパートでも低層階など空き巣に狙われやすい部屋はあります。しかし、オートロックのない住宅は、より空き巣などに狙われやすい点がデメリットです。エントランスから堂々と建物内に侵入できてしまうぶん、狙われるリスクは高まります。
・心理的な不安へとつながりやすい
上記のようなデメリットが心理的な不安を抱かせる点も、オートロックのないアパートに住むデメリットでしょう。不安が大きくなれば、安心して生活が送れません。オートロック機能は、安心感を得るための一つの重要な要素になっているともいえます。
家賃と機能のバランスをみて決めよう
オートロックのないアパートは、確かに節約へとつながります。しかし、住居費の節約方法は他にもあるでしょう。例えば、築年数が多い住宅や駅から少し離れたアパートなどは、家賃相場が安くなる傾向があります。オートロック機能を備えながらも、これらの条件の住宅を選べば、多少は住居費の節約へとつながるでしょう。
オーロトックのないアパートにはデメリットがあるものの、オートロックがあればそれらのリスクを完全に払拭できるかといえば、そうとも限りません。とはいえ、安全性が高まるのは確かです。
家賃と機能、特に安全性に関しての設備とのバランスをみながら、入居する住宅を選ぶ必要があります。何かが起こってからでは遅いので、安全性をないがしろにして節約ばかりに目を向けるようなスタンスでは入居先を選ばない方がよいでしょう。女性の一人暮らしの場合には、特に安全性を重要視しなければいけません。
節約よりも安全性を重視して住宅を選択しよう
オートロックのある住宅は、ない住宅と比べて家賃が2〜3万円ほども高くなる傾向があります。その差額は、年間では30万円以上です。
ただ、オートロックのない住宅はある住宅と比べて、安全性の面では劣ります。心理面に対しても、オートロックは重要な役割を果たすでしょう。節約も大切ですが、女性の一人暮らしの場合には安全性を第一に考えるのが基本です。バランスも考えながら、安全性の高い住宅を選択しましょう。
出典
LIFULL HOME’S 家賃の差額が大きい条件ランキング
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー