更新日: 2024.01.05 その他暮らし
「エアコン」VS「ハロゲンヒーター」1ヶ月の電気代はどれくらい違う?
そこで本記事では、エアコンとハロゲンヒーターの電気代を比較します。
併せて、ハロゲンヒーターの効果的な使用方法についても解説していますので、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ハロゲンヒーターとは?
ハロゲンヒーターとは、その名のとおりハロゲンランプを熱源とした暖房器具のことを指します。
ハロゲンヒーターの魅力は、電源を入れてすぐに暖まる即暖性です。電源をオンにすると数秒で発熱するため、寒い外から帰ってきたときにも、すぐに体を温めてくれます。さらに、安いものであれば、数千円で手に入れられる本体価格の安さもメリットです。
一方で、ヒーター付近は暖かくなりますが、部屋全体を暖めることは得意ではありません。また、ヒーターの部分が高温になるため、誤って触れてしまうと、やけどの原因になる点もデメリットといえるでしょう。
エアコンとハロゲンヒーターどちらのほうが電気代は高い?
即暖性が魅力のハロゲンヒーターですが、どれくらいの電気代がかかるのかが、気になる方は多いのではないでしょうか。
そこでここからは、一般的に暖房器具として使われることが多い「エアコン」と比較しながら、ハロゲンヒーターの電気代をご紹介します。
※電力料金は全国家庭電気製品公正取引協議会の電力料金目安単価を参考に、31円/キロワットアワーとしています。
エアコンの電気代
エアコン(6畳用)の消費電力を調査したところ、暖房消費電力は470ワットのものが多くなっていました。
470ワットのエアコンを仮に1日6時間、1ヶ月(30日)稼働させた場合の電気代は以下のとおりです。
エアコンの電気代:約2623円=470(ワット)÷1000×6(時間)×30(日)×31(円)
ハロゲンヒーターの電気代
ハロゲンヒーターには熱さを調節するため「弱・中・強」と3段階に分かれている製品が多くなっており、それぞれの消費電力はおおよそ300〜1200ワットとなっていました。
そこで、弱を330ワット、中を670ワット、強を1000ワットとして、仮に1日6時間、1ヶ月(30日)稼働させた場合の電気代は、表1のとおりです。
表1
ハロゲンヒーターの消費電力 | 電気代 |
---|---|
弱(330ワット) | 約1841円 330(ワット)÷1000×6(時間)×30(日)×31(円) |
中(670ワット) | 約3739円 670(ワット)÷1000×6(時間)×30(日)×31(円) |
強(1000ワット) | 5580円 1000(ワット)÷1000×6(時間)×30(日)×31(円) |
※筆者作成
これらのことから、エアコンとハロゲンヒーターの電気代を単純に比較すると、弱運転の場合はハロゲンヒーターのほうが安くなりますが、それ以外は、エアコンのほうが電気代は安くなることが分かります。
エアコンとハロゲンヒーターの効果的な使い方
エアコンとハロゲンヒーターは、併用するほうが効果的です。
エアコンは部屋全体を暖められる反面、効果を感じられるまでに時間がかかってしまう点がデメリットです。
そこで、エアコンで部屋が暖まるまでは即暖性のあるハロゲンヒーターを使用して、部屋が暖かくなったら切るようにすると、寒さを我慢せずに済むでしょう。
この方法であれば、ハロゲンヒーターの使用時間はそれほど長くならないため、電気代を抑えつつ、高い暖房効果を得られるはずです。
ハロゲンヒーターを上手に使って寒い冬を乗り切りましょう
ハロゲンヒーターは、中・強運転の場合にはエアコンよりも消費電力が高いため、使いすぎると電気代がかさんでしまう可能性が高くなります。
そのため、ハロゲンヒーターの素早く暖まる特性を生かして、エアコンと併用することで、電気代を節約しつつ暖かく過ごせるでしょう。
暖房器具を上手に使いこなして、節約しながら寒い冬を乗り切りましょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問Q&A Qカタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー