更新日: 2024.01.12 その他暮らし

「LED電球」と「白熱電球」では年間でいくらくらい差がありますか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「LED電球」と「白熱電球」では年間でいくらくらい差がありますか?
自宅で過ごす時間が長いと気になるのが電気料金です。リモートワークにより自宅で過ごす時間が増え、電気料金の上昇にお悩みの方もいることでしょう。
 
本記事では、照明機器に注目し、LED電球と白熱電球の違いを紹介するとともに、電気料金はどちらがどれくらいお得になるかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

LED電球と白熱電球の違い

LED電球と白熱電球の利用でどちらがどれくらいお得になるかを計算する前に、電球そのものの違いについて紹介します。LED電球と白熱電球にはどのような違いがあって省エネ性能に差が生まれるのかを知るために、それぞれの特徴をチェックしましょう。
 

LED電球の特徴

LED電球は電圧を加えると発光する特徴を持っています。省エネ性能に優れており、高い発光効率と長寿命が魅力の製品です。また、赤外線や紫外線をほとんど含まないため、人体や環境に優しいとされています。
 
LED電球は1000~3000円ほどで購入可能です。9.4WのLED電球を1日5.5時間点灯させた場合の目安電気料金は、年間510円ほどです。寿命は4万時間ほどと長持ちするため、頻繁に取り換える必要がありません。
 

白熱電球の特徴

白熱電球はエジソンが発明したことでも有名な照明器具の一つです。白熱電球の中にはフィラメントと呼ばれる細い線が入っており、電気を流して熱することで強い光を放つ仕組みです。白熱電球はぬくもりのあるやわらかい光を放つ特徴があります。
 
白熱電球はおよそ約100円と安価で購入可能です。54Wの白熱電球を1日5.5時間点灯させた場合の目安電気料金は年間2920円ほどです。寿命は1000時間と短いため、頻繁に取り換える必要があります。
 

LED電球と白熱電球の電気料金の差は年間でおよそ2410円

LED電球と白熱電球を1日5.5時間点灯させた場合の年間電気料金の差は、およそ2410円でした。電気料金はLED電球の方が安く白熱電球の約1/6の料金であり、省エネであることが分かります。
 
LED電球は購入価格が白熱電球の10~30倍ほどですが、電気料金が安いうえに高寿命のため、長期的な利用は節約につながるといえるでしょう。もし電気料金が高いとお悩みの方は、自宅の照明にLEDが使われているかチェックすることをおすすめします。
 
もし白熱電球を使用していた場合はLED電球への取り換えを行い、電気料金が下がるか確認してみるといいでしょう。
 

電気料金を節約する照明の使い方

ここでは、電気料金を節約する省エネな照明の使い方を紹介します。LED電球や白熱電球の違いに関係なく省エネにつながる方法なので、自宅で意識して節約を心がけましょう。
 

使っていない部屋の照明はこまめに消す

照明は点灯している間、電力を消費します。そのため、誰もいない部屋の照明をつけっぱなしにしないよう心がけましょう。部屋に人がいなくても照明をつけていれば、無駄に電気代がかかってしまいます。
 
また、照明のいらない明るい時間帯もこまめにスイッチを切るようにしましょう。基本的かつ小さな行動ですが、毎日続けると大きな節約につながります。
 

照明の掃除は定期的にする

電球や照明機器は定期的に掃除しましょう。電球や照明機器にほこりや汚れが付着していると照明の明るさが落ちてしまいます。明かりをつけても通常より暗く見えてしまうだけでなく、調節機能のある照明だと明るさを上げて電気代を増やしてしまう恐れがあります。
 
また、暗くなったからと照明機器を増やしたり取り換えたりすると電気代がかさむだけではなく購入費用も余計にかかってしまうでしょう。
 

電気料金の節約にはLED電球が役に立つ

LED電球と白熱電球の特徴を比較してみると、購入費用は白熱電球の方が安いと分かります。しかし、年間の電気料金や寿命を考えると、長期的に使用する場合はLED電球の方がお得です。
 
数千円の購入費用の違いで年間およそ2410円お得になるうえにLED電球の方が寿命も長いため、電気代を節約したいと考えている方はLED電球への取り換えをおすすめします。また、使わない照明はこまめに消す、照明機器の掃除は定期的にするなど、ちょっとした行動が電気代の節約にもつながるので、電球の取り換えとあわせて心がけるといいでしょう。
 

出典

資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集