卓上での鍋は「ガスコンロ」と「IHヒーター」で1回当たり約257円の差に!? 本体価格の差も含めて比較

配信日: 2024.01.18

この記事は約 3 分で読めます。
卓上での鍋は「ガスコンロ」と「IHヒーター」で1回当たり約257円の差に!? 本体価格の差も含めて比較
冬になると「鍋料理」が増える家庭が多いでしょう。キッチンのコンロを囲むわけにはいかないので、多くの場合で卓上コンロを使用するかと思いますが、「ガス」と「IH」どちらを使っていますか? ランニングコストが気になったことはないでしょうか。
 
本記事では、卓上のガスコンロとIHヒーターにかかる1回当たりの費用について計算してみます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

カセットガスは1本約300円

カセットガスは岩谷産業の「イワタニカセットガス」で計算してみましょう。
 
2024年1月8日時点におけるAmazonでの販売価格は、12本組で3636円なので、1本当たり約300円です。問題は鍋1回当たり何本使用するかですが、岩谷産業株式会社によるとガスボンベ1本の連続燃焼時間は最大火力で約1時間となっているので、鍋1回当たりで1本余らせるくらいの消費量になるのではないでしょうか。よって、本記事では鍋にカセットガスを使用する場合、1回当たり300円の費用がかかるものとします。
 
日常の食事ではなく、親族が集まる機会やお酒の場であればもっと長い時間鍋を囲み、カセットガスも消費するかもしれませんね。
 

IHヒーターは約43円

IHヒーターはアイリスオーヤマ株式会社の「IHコンロ1400W IHK-T391-B」で計算してみます。
 
2024年1月8日時点でAmazonでのベストセラー1位となっている商品です。カセットガスと使用状況を合わせるために、最大火力1400Wを1時間使用したものとした場合の電気代を計算しましょう。電気代の目安単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の「31円/kWh(税込)」とします。

1400W×31円/kWh(税込)÷1000×1時間=43.4円

IHヒーターでは1時間当たり約43円となりました。最大火力で1時間炊き続けることはあまりないかと思うので、適宜付けたり消したりしている場合には、この半額程度になるのではないでしょうか。
 

結論:IHヒーターのほうが約257円安い

本記事の試算では、鍋1回当たりの費用の差はIHヒーターのほうが約257円安いという結果になりました。ガスコンロはIHヒーターの約7倍の費用がかかるので、IHヒーターが圧倒的にお得だと言えるでしょう。
 

本体価格の差まで考慮すると?

ただ、IH機器は高いイメージがありませんか? いくらランニングコストが安いといっても、初期投資が高いのであればIHヒーターがお得だとは言い難いところです。最後に、ガスコンロとIHヒーターの本体価格を確認しておきましょう。
 
まずガスコンロは、2024年1月8日時点でのAmazonベストセラー1位の商品となっている「イワタニ カセットフー カセットコンロ 達人スリムIII CB-SS-50」です。販売価格は4400円となっています。IHヒーターは電気代の試算に用いた「IHコンロ1400W IHK-T391-B」にしましょう。販売価格は6212円です。
 
確かにIHヒーターのほうが高くはありますが、差は約1800円です。鍋1回当たりのランニングコストの差は約257円だったので、鍋を7回すれば回収できてしまう差額ですね。本体価格の差は気にするほどのものではないようです。
 

まとめ

本記事の計算では、「ガスコンロ」と「IHヒーター」では鍋1回当たり約257円の差がありました。IHヒーターはガスコンロの7分の1程度のランニングコストとなるので、本体価格の差もワンシーズンで回収できる家庭も多いのではないでしょうか。ガスコンロを使用している人でランニングコストを気にしている場合には、思い切って買い替えを検討してもよさそうですね。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集