更新日: 2024.01.23 その他暮らし

注文住宅を建てましたがそろそろ給湯器の「点検時期」です。ハウスメーカーなら「無料」でやってくれますか?

注文住宅を建てましたがそろそろ給湯器の「点検時期」です。ハウスメーカーなら「無料」でやってくれますか?
マイホームを建てたあとは、ハウスメーカーや工務店による点検やメンテナンスを受けられます。
 
保証内容や期間はハウスメーカーによって異なるため、どの範囲まで無料でメンテナンスを受けられるのかを、確認しておく必要があります。場合によっては、別途で費用がかかってしまうこともありますので、注意してください。
 
そこで今回は、注文住宅の建設後におこなわれるアフターサービス(点検やメンテナンスなど)について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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無料で受けられるハウスメーカーによる「メンテナンス内容」

注文住宅を建てたあとは、ハウスメーカーや工務店による点検やメンテナンスが必要です。新築であっても、設備や外壁などは経年劣化するからです。
 
新築住宅では、「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づき、基本構造部分の10年保証が義務づけられています。そのため、必ず10年間は定期的に、点検やメンテナンスをおこなうことになります。
 
そのほかのメンテナンスについては、各ハウスメーカーによる独自のアフターサービスとなり、保証内容や期間はさまざまです。例としては、以下のようなサービスを受けられます。
 

●外部点検(外壁や屋根など)
●内部点検(水回り設備や住宅設備機器など)
●床下収納庫や天井点検
●日々のお手入れ方法の説明

 
上記の点検やメンテナンスは、期間や内容に応じて有料の場合もあります。事前にアフターサービスについて、担当の工務店やハウスメーカーに確認しておくと安心でしょう。
 

【注意】無料の範囲内に含まれないもの

注文住宅建築後の点検やメンテナンスは、ハウスメーカーによって無料サービスの範囲が異なります。多くの場合、永遠に無料でメンテナンスしてもらえるわけではないため、マイホームの維持費として、ある程度のお金を準備しておくことが大切です。
 
点検やメンテナンスが有料となるパターンとして考えられる理由には、以下のようなものがあります。
 

●ハウスメーカーが指定した無料保証期間を過ぎた
●無料保証の延長に該当しない
●無料保証期間の延長を辞退した
●給湯器や太陽光パネルなど、外付けもしくは後付けした機器がある

 
ハウスメーカーや工務店が指定する無料保証期間を過ぎた場合は、自己負担でのメンテナンスが必要です。ハウスメーカーによっては、無料保証期間の延長を実施していることもあります。
 
保証期間の延長には、「〇年の有料メンテナンスを実施すること」などと条件が定められている場合が多いようです。そのため、条件を満たさない場合や、保証期間の延長を辞退した場合には、それ以降の点検・メンテナンスは有料となります。
 
ほかにも、エコキュートなどの外付けの機器や、新築で建てたあとに設置した機器や設備に関しては、ハウスメーカーの保証対象外となるケースもあります。その場合には、機器メーカーによる点検やメンテナンスを受ける必要があるため、有料となる可能性があるのです。事前に、点検がどのようにおこなわれるのかを確認しておきましょう。
 
なお、有料で点検やメンテナンスを受ける場合は、対象部位や状態によっても変わりますが、およそ数十万~数百万円の費用がかかるといわれています。
 

注文住宅における無料点検の内容はハウスメーカーによって異なる

注文住宅を建てたあとは、ハウスメーカーや工務店による点検・メンテナンスを受けられます。各ハウスメーカーが定めた期間内であれば、無料で点検してもらえることもありますが、場合によっては有料になる可能性もあります。
 
有料の場合は、費用が数百万と高額になるおそれがありますので、事前にまとまったお金を用意しておかなければなりません。アフターサービスについて確認しておいて、いつ頃のタイミングでお金が必要になるのかを把握しておくことが大切です。
 

出典

国土交通省 「住宅の品質確保の促進等に関する法律」のポイント 1.新築住宅の瑕疵担保責任に関する特例(2ページ目)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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