更新日: 2024.01.25 その他暮らし
子どもが生まれるため、軽自動車から「ミニバン」へ買い換えようか悩んでいます。ホンダの「フリード」を考えていますが維持費やコスパ的にどうでしょうか? 軽のままのほうが良いですか?
本記事では、今まで軽自動車に乗っていて、子どもの誕生をきっかけにミニバンの代表格でもあるホンダの「フリード」への買い替えを検討している場合、維持費はどうなるのか、コスパ的にどうなのか解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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フリードの維持費はいくらかかる?
ホンダの「フリード」といってもさまざまなグレードやタイプが存在し、それぞれ車両本体価格や燃費が異なるので、実際の維持費は選択した車や使い方などによって変化します。
例えば、車両本体価格が最も安い「フリードG」の「FF/6人乗り」の場合、車両本体価格は2024年1月時点で233万900円、燃費はモードによって1リットルあたり17キロメートルから19キロメートルとなっています。
仮に往復10キロメートルの距離があるスーパーに週3日買い物に出かける場合、1ヶ月で約120キロメートル走行する計算です。便宜上、燃費は一律1リットルあたり17キロメートルとすると、ガソリンは約7リットル消費します。
1リットルあたりのレギュラーガソリン価格は2024年1月9日時点で175.5円となっており、約1228円のガソリン代が発生します。メーカーが公表している燃費はあくまで理論値で実際はさらにガソリンを消費する可能性があり、場合によっては2000円以上の負担が発生するケースもあるかもしれません。
また、車の維持にかかる費用はガソリン代だけではありません。駐車場代や修理代、車検などの定期点検やメンテナンス代、高速道路など有料道路の通行費、自動車保険、税金なども含めて総合的に検討する必要があります。
ソニー損保の「2023年全国カーライフ実態調査」によると、フリードを含むミニバンの1ヶ月あたりの維持費平均額は1万5600円です。ただしこのデータには税金、車両本体などのローン返済、有料道路通行料は含まれていないため、例えばフルローンでフリードを購入すると維持費はさらに高額となります。
軽自動車との違い
今回のケースでは現時点で軽自動車を所有していますが、フリードに買い換えると主に以下の部分が大きく変わります。
・車両本体価格
・税金や保険料の負担
・高速道路の通行費
例えば、軽自動車であるスズキのアルトの場合は、本体価格が最安で約106万円となっており、今回のフリードの半分程度の価格で手に入れることができます。また、維持費に関して軽自動車とフリードを含む普通車の大きな違いは自動車税や自賠責保険などの負担金額です。
自動車税の場合、普通車は総排気量によって金額が変化します。フリードGの総排気量は約1.5リットルのため年間3万500円かかります。一方で軽自動車は1万800円となっており、フリードに乗り換えると自動車税が3倍近くになることが分かります。
高速道路の通行料も軽自動車は普通車に比べると金額が安くなっているケースもあり、日常的に有料道路を利用する場合は無視できないでしょう。
このように、軽自動車は金額面で普通車よりもお得に利用できるメリットがありますが、車体が小さく荷物があまり乗らない、万一事故が発生した場合の耐久性が心配といったデメリットもあるので、用途に合わせて選ぶことが大切です。
コストパフォーマンスは良いのか
費用対効果は気になるところですが、人それぞれで使用状況にもよるため一概には言えません。
通院、食料品や日用品などの買い物で週3日程度車を使う機会があったり、プライベートとは別でマイカー通勤しているような場合は、一般的にコスパが高く有意義に活用できていると言えるでしょう。
一方で、通院や買い物は徒歩圏内で、あえてマイカーを使う必要はなく、運転するのは月1回程度といった場合は、軽自動車のままにするか、マイカーを手放してカーシェアやレンタカーの利用を検討してみてもいいかもしれません。
まとめ
本記事では、軽自動車からミニバンのフリードへ買い替えた場合に維持費はどうなるのか、コスパ的にどうなのか解説しました。車が大きくなると快適性も上がりますが、維持費がかかり家計に影響を与えるのも事実です。収入や車以外の支出とのバランスも考えながら検討することをおすすめします。
出典
Honda FREEDタイプ一覧
経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査 1.給油所小売価格調査(ガソリン、軽油、灯油)
ソニー損害保険株式会社 2023年全国カーライフ実態調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー