更新日: 2024.01.29 その他暮らし

自炊で節約はいいけれど、趣味の時間がとれません。3食自炊の節約効果と、奪われる時間について教えてください。

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

自炊で節約はいいけれど、趣味の時間がとれません。3食自炊の節約効果と、奪われる時間について教えてください。
自炊をすると節約になると聞いてがんばって自炊をしている一人暮らしの人は少なくないでしょう。とはいえ、調理や後片付けなどに思いのほか時間がかかり、自分の時間が取れないと悩んでいる人は少なくないようです。
 
ここでは、3食自炊をすると全部外食にした場合と比べてどれくらい節約になるのか、調理にかかる時間はどれくらいなのかを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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3食自炊した場合と3食外食した場合の食費の違い

ゴーフード株式会社が一人暮らしの食生活について500人を対象におこなった調査によれば、自炊1回あたりの食費は301~500円という人が50%と最も多く、次いで300円以内という人が29%で、全体の約8割の人が500円以内に収めています。
 
外食を1回した場合の食費は700~1000円と答えた人が44%と最も多く、次いで501~700円という人が31%でした。自炊にかかる食費を1回300円と仮定すると1日で900円、30日で2万7000円になります。外食を1回あたり700円で計算すると1日で2100円、30日で6万3000円です。
 
3食自炊にした場合、全部外食にした場合と比べて3万6000円の節約になります。自炊の費用を1回あたり500円と仮定すると1日で1500円、30日で4万5000円になり、外食と比較して1万8000円食費を抑えられます。
 
先のデータを見てみると、1回あたりの外食にかける費用と同じ700~1000円を自炊にかけている人は4%、それ以上かけている人はわずか1%で、全体の95%は1回の自炊の費用を700円以内に収めていました。
 
また、外食1回あたりの食費を300円以内に収めている人は3%、301~500円以内の人は10%と、500円以内に収めている人は13%しかいません。これらの結果からも、自炊は外食と比べて食費を節約できることが分かります。
 

3食自炊した場合にかかる時間

ナイル株式会社が20~40代の一人暮らしの男女722人におこなった調査によれば、朝食の準備にかける時間は10分未満の人が最も多く、約半数を占めました。昼食の準備は10~30分未満と答えた人が最も多く、半数を占めています。夕食の準備は10~30分と答えた人が約半数、30~1時間と答えた人が約36%、10分未満と答えた人が約11%でした。
 
夕食は朝食と比べると時間をかけている人が多いものの、大多数の人は1時間以内に終えています。1日あたりの時間は朝食10分、昼食を30分、夕食を1時間とすると1時間40分、30日間では50時間です。
 
自炊にかける時間を積極的に減らしたいと考えている人は42.57%、どちらかというと減らしたいと考えている人は36.29%で両方を合わせると78.86%となっています。自炊で減らしたい時間で最も多かったのは「後片付け」で、2番目が「調理」、3番目が「買い出し」、4番目が「献立を考える」と続きます。
 
自炊は金銭面で節約になるものの、時間が取られることがネックになっていると感じている人が多いことが分かりました。毎日自炊に時間が取られることに関しては、時間のあるときに常備菜などをまとめて作ることで日々の負担を軽くできます。また、圧力鍋などの時短調理器具を導入することでも調理にかける時間を減らすことが可能です。
 

自炊は金銭面で節約になるものの時間の節約がカギ

自炊は外食と比べて費用が節約できる半面、時間が取られることがネックです。一方、外食は調理や後片付けに時間を取られない代わりに費用がかかります。3食自炊で自分の時間がほとんどないことが悩みなのであれば、時には外食も取り入れて時間的余裕を手に入れてはどうでしょうか。また、初期投資に費用はかかりますが、圧力鍋などの時短調理器具を手に入れるのも一つの解決策です。
 

出典

@Press 一人暮らしの食事は「価格・手軽さ・量」が決め手、栄養は二の次に。春の新生活「一人暮らしの食生活」調査<2022年/ゴーフード社>
ナイル株式会社 一人暮らしの自炊事情 約8割が時短を望む 調理と後片付けが課題(かんたん宅食ガイド ラクタさん調べ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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