更新日: 2024.02.06 その他暮らし
兄が結婚するのですが、身内でも「ご祝儀」は必要ですか?「3万円」だと少ないでしょうか…?
本記事では、兄弟姉妹にも結婚のご祝儀は必要なのか、また関係別のご祝儀の相場やマナー・注意点について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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兄弟姉妹にも結婚のご祝儀は必要?
兄弟姉妹などの親族が結婚する場合にも、ご祝儀を包むのが一般的です。また、ご祝儀は自身の年齢や相手との関係性によっても変わってきます。迷う場合は、ほかの兄弟姉妹やいとこ同士などで相談し、同じ額を包むのもトラブルを避けるための方法のひとつです。
また、事前に本人の希望を確認して、新婚生活に必要な相場相当額の家具や家電をご祝儀としてプレゼントするのもありです。自身が既婚者で相手からご祝儀をもらっている場合には、いただいた金額をご祝儀として包みましょう。
関係別のご祝儀の相場
新郎新婦との関係別のご祝儀の相場について、平成29年に集計された「全日本冠婚葬祭互助協会(全互協)」の調査をもとに解説します。あくまで一般的な目安として、参考にしてください。
・兄弟姉妹は5万円
兄弟姉妹へのご祝儀として最も多い回答は5万円でした。次に多いのが10万円以上となりますが、3万円とさほど大きな差はありません。
自身が20代の場合には5万円が目安ですが、金額を抑えたいときには3万円でもかまわないでしょう。兄弟姉妹と仲が良く奮発したいケースや自身が30代以上の場合は、10万円を目安にご祝儀を包むとよいでしょう。
・叔父、叔母からは5~10万円
叔父、叔母としてのご祝儀では、5万円と10万円が同票でした。小さいころからよく知っていて普段からも交流が多いおいやめいであれば10万円、疎遠というわけでなく平均的な親しい関係であれば5万円が相場といえるでしょう。
・いとこは3万円
いとこに包むご祝儀として最も多い回答は3万円でした。次に多いのは5万円以上という結果であり、いとこでも親しい関係であれば5万円程度包むケースもあるようです。
ご祝儀のマナーや注意点
兄弟姉妹であっても、ご祝儀の渡し方のマナーは守りましょう。最低限、以下の3点には留意する必要があります。
・ご祝儀の金額は奇数やキリの良い数字に
結婚式のご祝儀は、3万円や5万円といった、奇数にするのがマナーです。割り切れる偶数は「別れ」を連想させるため、縁起が悪いとされています。ただし、偶数でも末広がりを意味する8万円やキリの良い数字である10万円は問題ありません。また、「死」を連想させる4万円や、奇数であっても「苦」を連想させる9万円は避けましょう。
・新札を用意
お祝いごとで贈るお金は、できれば新札を用意しましょう。新札は、銀行の窓口や両替機などで入手できます。
・金額にふさわしいご祝儀袋で
包む金額とご祝儀袋の格を合わせることも大事なマナーのひとつです。例えば、3万円のものはスタンダードなデザインで構いませんが、5万円以上となるとサイズアップして上質なものを用意し、10万円以上ではおめでたい飾りが付いたものにしましょう。また、装飾が豪華な高い金額用のご祝儀袋を渡したのに、入っている金額が少ないと逆に失礼にあたるので注意しましょう。
兄弟姉妹には5万円が目安だが、関係性や年齢で調節しよう
兄弟姉妹が結婚する際には、ご祝儀で祝福の気持ちを示しましょう。ご祝儀の目安は5万円ですが、日ごろの関係性や自身の年齢によって変わってくる面があります。
悩む場合には、事前に親族内で相談して、同じ額を包むようにするとよいでしょう。また、金額だけでなく、新札や金額にふさわしいご祝儀袋を用意するなどの心配りも大事です。
出典
一般社団法人全日本冠婚葬祭互助協会 祝儀(結婚祝い)等に関するアンケート調査(平成29年度)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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