更新日: 2024.02.01 その他暮らし

遠方の友人から結婚式に招待されました。交通費や宿泊費は「自腹」で出すべきでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

遠方の友人から結婚式に招待されました。交通費や宿泊費は「自腹」で出すべきでしょうか?
結婚式に呼ばれるのはうれしいことですが、式場が遠い場合は、交通費や宿泊費のことを考える必要があります。その際に、かかる費用は誰が負担するのかと、迷う方もいらっしゃるでしょう。
 
そこで今回は、遠方に住む友人の結婚式に出席する場合に、交通費や宿泊費は誰が負担したらよいのかについてと、一般的なマナーについても説明します。結婚式に出席する際は、ぜひ参考にしてください。
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遠方の結婚式に参加する場合の交通費・宿泊費は誰が出す?

結婚式に遠くから出席してくれた人に対しては、新郎新婦側が交通費や宿泊費を「お車代」「お礼」として渡すことが一般的です。
 
これには、遠方から時間をかけて来てくれる出席者に対して、金銭的な負担を軽減する意味合いがあります。しかし、厳密に金額が決まっているわけではなく、相手との関係性や状況に応じて、渡す費用には差が出ます。
 
また、必ずしも新郎新婦が全て負担するという決まりはありませんので、なかには費用の一部のみを渡す方もいるようです。
 

費用負担の判断基準は?

実際に、交通費や宿泊費を渡す基準を、どのように決めているのかを見てみましょう。
 
株式会社リクルートの「ゼクシィ」では、結婚式における交通費(お車代)と宿泊費に関する調査を実施しています。まずは、交通費を渡す基準についての結果を、以下にまとめました。


1位:交通費の金額で(31.6%)
2位:会場までの交通手段で(24.1%)
3位:ゲストとの関係性で(15.2%)
4位:会場までの所要時間で(11.4%)

上記から、交通費の金額で決めている人が多いことが分かりました。同調査による宿泊費の基準についても見てみましょう。


1位:会場までの所要時間で(30.4%)
2位:挙式の開始または終了時間との兼ね合いで(17.7%)
3位:ゲストとの関係性で(3.8%)

新郎新婦側が費用を負担する判断基準としては、会場までの所要時間が最も多く見られました。挙式の開始時間に間に合わないとか、終了時間が遅くてその日のうちに帰れないなど、日帰りできるかどうかも重要なポイントです。
 
出席者の都合や、日帰りが可能な距離で宿泊を希望する場合は、出席者が宿泊費を負担することも覚えておくとよいでしょう。
 

負担金額はどれくらい?

次に、新郎新婦側が実際に負担する金額について解説します。
 
交通費に関しては、「全額」「ほぼ半額」「気持ち程度」などとバラつきがあり、明確な金額の決まりはありません。渡す金額について、以下のように基準を決めている新郎新婦もいるようです。


・実際にかかる交通費を目安に、何万円以上なら渡すといった境界線を決める
・飛行機や新幹線を使う場合に渡す
・一律金額を決めて渡す

一般的には、新郎新婦が全額、または一部の費用を負担するパターンが多いようです。一方で、宿泊費に関しても状況によりけりですが、事前に新郎新婦がホテルの予約を取り、費用を全額負担するパターンが多い傾向にあります。
 
出席者が「全額負担」する場合には、「ご祝儀を辞退する」ことなどで相殺する場合もあるようです。
 

交通費や宿泊費の費用に決まりはない

遠方の結婚式に出席する場合に、交通費や宿泊費の負担に正式な決まりはありません。一般的には、新郎新婦側が費用を負担するパターンが多いことが分かりました。
 
しかし費用は、状況や関係性などによって変わります。親しい間柄であれば、事前にどちらがどのように費用を負担するのかを相談しておいてもよいでしょう。
 

出典

株式会社リクルート ゼクシィ【お車代&宿泊費】渡す?渡さない?の「境界線」を大調査
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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