寒いので寝るときも電気毛布。やっぱり電力は消費しますよね…?
配信日: 2024.02.04 更新日: 2024.02.09
本記事では、電気毛布の消費電力や電気代について詳しく解説します。また、主要な暖房器具との電気代比較、電気毛布の電気代を節約する方法も紹介します。就寝時も電気毛布を使用したいけれど、電気代が気になっている方は参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
電気毛布の消費電力と電気代
電気毛布の一般的な消費電力は、おおよそ30〜60W程度です。全国家庭電気製品公正取引協議会によると、電気代の目安単価は1kWhあたり31円(税込)です。この目安単価をもとに電気毛布の電気代を計算すると、1時間あたり0.9〜1.8円となります。
例えば、電気毛布を1日6時間使用する場合、電気代は5.4〜10.8円であり、1ヶ月使用した場合の電気代は162〜324円程度です。製品や使用状況により異なりますが、電気毛布は比較的低コストで使用できることが分かります。
電気毛布とエアコン、ホットカーペットとの電気代比較
電気毛布の電気代の安さは、主要な暖房器具であるエアコン(暖房)やホットカーペットなどと比較することで明確になります。実際の電気代は製品や使用状況によって変動しますが、一般的な金額の比較は大いに参考になるでしょう。
本項では、電気毛布とエアコン(暖房)、ホットカーペットとの電気代比較について詳しく説明します。
エアコン
エアコン(暖房)使用する際の一般的な消費電力は、450〜1600W程度です。この消費電力と全国家庭電気製品公正取引協議会による電気代の目安単価31円/kWhをもとに電気代を計算すると、図表1のとおりです。
【図表1】
エアコン(暖房) | 電気毛布 | |
---|---|---|
消費電力 | 450〜1600W程度 | 30〜60W程度 |
1時間あたりの電気代 | 13.9〜49.6円程度 | 0.9〜1.8円程度 |
1日6時間使用した場合の電気代 | 83.4〜297.6円程度 | 5.4〜10.8円程度 |
1日6時間×1ヶ月(30日)使用した場合の電気代 | 2502〜8928円程度 | 162〜324円程度 |
※一般的な消費電力と全国家庭電気製品公正取引協議会による電気代の目安単価31円/kWhをもとに計算し、筆者が作成
※実際の電気代とは異なる場合があります。
エアコン(暖房)は、部屋全体を暖める能力があります。ただし、電気毛布と比較すると、電気代が10倍以上かかる可能性もあります。
ホットカーペット
ホットカーペットの一般的な消費電力は、100〜700W程度です。この消費電力と全国家庭電気製品公正取引協議会による電気代の目安単価31円/kWhをもとに電気代を計算すると、図表2のとおりです。
【図表2】
ホットカーペット | 電気毛布 | |
---|---|---|
消費電力 | 100〜700W程度 | 30〜60W程度 |
1時間あたりの電気代 | 3.1〜21.7円程度 | 0.9〜1.8円程度 |
1日6時間使用した場合の電気代 | 18.6〜130.2円程度 | 5.4〜10.8円程度 |
1日6時間×1ヶ月(30日)使用した場合の電気代 | 558〜3906円程度 | 162〜324円程度 |
※一般的な消費電力と全国家庭電気製品公正取引協議会による電気代の目安単価31円/kWhをもとに計算し、筆者が作成
※実際の電気代とは異なる場合があります。
ホットカーペットは、足元から広い範囲を暖めることができる点が魅力です。ただし、一般的に電気毛布よりも消費電力が高く、それに伴い電気代も高くなる傾向があります。
電気毛布を利用する際の注意点
電気毛布を利用する際の注意点は、次のとおりです。
●電源を入れっぱなしにしないように注意する
●タイマー機能を有効に活用する
●低温やけどや脱水症状に気をつける
「電気毛布は電気代が安いから」という理由で油断せず、使用しないときは電源を切り、無駄な電気代の発生を防ぎましょう。タイマー機能を活用することで、電源の切り忘れも防げます。
また、就寝中に電源が入ったままだと、脱水症状や低温やけどの原因になり得るため、注意が必要です。電気毛布は暖かくて電気代が安いアイテムですが、これらの点に気をつけることが大切です。
電気毛布は電気代が魅力的! ただし、使用する際はやけどなど十分に注意すること
電気毛布は、心地よい暖かさと電気代の安さで、多くの方に愛用されています。製品や使用状況にもよりますが、一般的にはエアコン(暖房)やホットカーペットよりも電気代をおさえることができます。
ただし、電気毛布を使用する際には電源の切り忘れや低温やけどなどに注意が必要です。電気毛布を効果的に活用して、電気代を節約しましょう。
出典
公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会 よくある質問 Q&A
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー