更新日: 2024.02.10 その他暮らし
「お金がないから結婚ができない」は甘えでしょうか? 年収や金銭感覚が合う異性と出会いたいです
本記事では、「お金がないから結婚ができない」という悩みを抱えている35歳男性の悩みから、対応策について解説していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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月収22万円と女性が求める「年収像」の差異はどのくらい?
正社員として勤めているAさん(35歳男性)は、月収22万円です。厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査の概況」によると、令和3年6月分の賃金等で35~39歳男性の平均は30万5000円でした。同年代の平均男性と比較すると、Aさんの月収は低いと言わざるを得ないのが現実です。
また、株式会社オミカレ(東京都杉並区)が行った、オミカレ婚活実態調査の「『結婚とお金』に関する意識調査」(調査期間:2023年9月、回答数:1752人)によると、「結婚を考えたとき、お相手の収入は気になりますか?」という問いに対して「とても気になる」「少し気になる」と回答した女性の割合を合計すると94.7%でした。
お金は現在の生活だけでなく将来設計の根幹となるため、多くの方が重視しているのは当然といえるでしょう。なお、同調査によると「お相手に希望する年収を教えてください」という問いに対して、女性から最も多かった回答は「500万~600万」でした(約52%)。
Aさんの場合、4ヶ月分のボーナスが支給されたとしても年収352万円です。同世代よりも収入が低く、多くの女性が求めている年収に届いていないことから、自信を失ってしまうのは致し方ありません。
金銭感覚が同じ人と出会うポイント
収入の多寡に関係なく、金銭感覚が同じ異性と出会えれば、平均以下の年収でも結婚できる可能性はあります。収入に見合った生活を送り、収入以上の支出がなければ家計は破綻しないためです。
具体的に、金銭感覚が同じ人と出会う場所として考えられるのは以下のとおりです。
●同じ職場
●趣味のつながり・コミュニティー
●結婚相談所・マッチングアプリ
例えば、同じ職場の人であれば、「似たような給料水準=似たような生活レベルである」という可能性が高いでしょう。生活レベルが大きく掛け離れていると何かとストレスを感じてしまいますが、生活レベルの水準が似ていれば、金銭感覚も近いことが見込まれます。
趣味のつながりやコミュニティーでも、良縁に恵まれるチャンスがあります。スポーツを通じたつながりやマネー系のコミュニティーなど、多くの出会いの場が考えられるでしょう。「同じ趣味・関心事」という共通項があれば、話のきっかけもつかみやすいのではないでしょうか。徐々に仲良くなっていく過程で、金銭感覚について刷り合わせれば、結婚までに至る可能性があります。
「職場内に気になる異性がいない」「趣味がない」という場合は、結婚相談所・マッチングアプリの活用が考えられます。サービスによって入会金や月会費が異なりますが、情報収集のスムーズさなら、結婚相談所・マッチングアプリが最も分があるでしょう。
あらかじめ年収に関するステータスを登録して、あらかじめ相手に「自分の収入はこれくらいです」という前提を伝えておけば、付き合いが始まった後もミスマッチが起こりづらいです。
まとめ
収入が低いと、コンプレックスに感じてしまい「結婚できないのではないか」という不安を感じてしまうのは致し方ありません。実際に、多くの女性が年収を気にしていることからも、収入は結婚できるか否かにおいて重要な要素といえるでしょう。
しかし、収入が少なくても堅実な暮らしを送り、金銭感覚が合っている異性と出会えれば結婚が視野に入ってきます。同じ職場や趣味のつながりなどを通じて、自分と価値観が合っている異性を探すとよいでしょう。
出典
厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査の概況
株式会社オミカレ オミカレ婚活実態調査 「結婚とお金」に関する意識調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー