子どもが今春小学校に入学します。現在、細かいものの準備に追われているのですが、費用はどのくらいかかるのでしょうか?

配信日: 2024.02.21

この記事は約 3 分で読めます。
子どもが今春小学校に入学します。現在、細かいものの準備に追われているのですが、費用はどのくらいかかるのでしょうか?
春といえば入学の季節です。お子さんの入学準備に追われている親御さんも多いのではないでしょうか。そこで気になることといえば、何を用意すればよいのかということと、それら入学準備のためにかかる費用です。
 
そこで本記事では、用意しなければならないものや費用の内訳と、それらを用意できない場合の対処法について詳しく解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

入学準備にかかる費用の内訳は?

小学校の入学準備には、さまざまなものが必要となります。まず挙げられるのは、学用品です。ランドセルや筆箱、鉛筆、消しゴムなどの基本的な学用品を用意しなければなりません。このなかでも特に値段が高いものといえば、ランドセルです。
 
ランドセル工業会の「ランドセル購入に関する調査 2023年」によると、ランドセルの購入金額平均は5万8524円ですが、ブランドものになると10万円以上するものもあります。ランドセルは6年間使うものですが、あまりランドセルにお金をかけられないという場合には、アウトレット品を選ぶのもよいでしょう。
 
教科書は、基本的に無料です。しかし、学校によってはそれ以外に学習参考書や図書などをそれぞれ用意しなければならないこともあります。
 
また、特定の通学バッグや上履き、体操服などを指定している学校もあります。文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」によると、小学校の学校教育費の内訳で図書・学用品・実習材料費等の平均は公立が2万4286円、私立が4万9932円です。
 
これらを合計すると、7~10万円程度が必要になるといえます。とはいうものの、この金額はあくまでも概算にすぎません。実際の金額は各家庭の状況や学校の規定によって大きく変わります。具体的な費用を知りたい場合には、入学予定の学校に問い合わせたり、学校から提供される入学準備のガイドを参照したりするとよいでしょう。
 

お金を用意できない場合にはどうすればいいの?

家庭の状況によっては、これらのお金を用意できないということもあるでしょう。そのような場合には、住んでいる市町村から援助を受けられます。
 
これは、学校教育法第19条において、「経済的理由によって、就学困難と認められる学齢児童生徒の保護者に対しては、市町村は、必要な援助を与えなければならない」と規定されているためです。令和5年度に文部科学省が行った調査では、1514もの市町村が小学校における入学前支給を実施しています。
 
ただし、支給を受けるための条件や支給額などは各市町村によって異なるため、注意が必要です。例えば、東京都練馬区の場合、所得金額が認定基準以下であれば約5万円の支給を受けられます。
 
そのほか、新宿区では所得制限なしに、新小学1年生の子ども1人に対し5万円の入学祝金が支給されるという独自の制度があります。自身の住んでいる自治体にこのような制度はないか、所得の基準や支給額についてなど直接確認してみるとよいでしょう。
 

早めにスケジュールを立てておこう!

入学のためにはさまざまなものを用意する必要があり、それらを用意するためにはお金もかかります。そのため、入学を控えているお子さんがいる家庭では、早めにスケジュールを立てて入学準備に取り組むようにしましょう。
 
お金に余裕がないという家庭は、市町村からの支援を受けられる場合があります。その場合も申請期限が設けられている場合があるため、早めに確認しておきましょう。
 

出典

一般社団法人日本鞄協会 ランドセル工業会 ランドセル購入に関する調査 2023年
文部科学省 令和3年度子供の学習費調査
文部科学省 就学援助の実施状況 1.就学援助実施状況等調査 令和5年度
練馬区 就学援助費(小学校の入学準備費の入学前支給について)
新宿区 入学祝金
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

【PR】子どもの教育費はいくらかかるの?かんたん30秒でシミュレーション

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集