更新日: 2024.02.29 キャッシュレス
スーパーなどの「ポイント」を貯めるのが面倒くさい! 正直大したメリットはないですよね?
一方で、わざわざレジでポイントカードを提示する手間や、クレジットカードを発行する手間から、ポイントを貯めることに面倒くささを感じている人もいるのではないでしょうか。本記事では、ポイントを貯める場合と貯めなかった場合で、金額にどれくらい差が生まれるのかや、メリットを紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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還元率1.0%の店で1年間買い物をしたときに貯まるポイント
スーパーのポイント還元率は店によって異なりますが、ここでは大手スーパーを例に挙げます。クレジットカードと電子マネーの機能をあわせ持ったポイントカードで、対象店舗で買い物をすると還元率が2倍になります。基本の還元率は200円ごとに1ポイント(0.5%)ですが、対象店舗であれば1.0%です。
また、総務省統計局の家計調査によると、2015年~2022年にかけて、1世帯当たりの年間の食費は約80万円で推移しています。そのため、ポイント還元率1.0%、年間の食費80万円という条件で考えてみましょう。
仮に食費80万円分の買い物をすべてポイント還元率1.0%の店で済ませたとすると、1年間に貯まるポイントは8000ポイントです。1ポイント1円としてそのまま利用できるポイントなら、1年間で8000円得をする計算になります。10年間では8万円、40年間では32万円です。
総世帯の食費の平均をもとに計算しているため、1年間で8000円という数字はひとつの目安にすぎませんが、世帯人員が多いほど、食費にかける金額が大きいほどさらに得をすると考えられます。もちろんポイント還元率によっても変動しますが、長期的に見ると、買い物のついでにポイントを貯めるのを習慣にしたほうがよさそうです。
ポイントを貯める面倒くささを解消する方法
還元率1.0%なら1年間で8000円、10年間で8万円お得とはいえ、それでもポイントを貯める面倒くささが上回る人もいるかもしれません。面倒くささを解消して効率よくポイントを貯めるには、以下のような方法が考えられます。
クレジットカードやスマホで支払う
ポイントを貯める際、特に面倒に感じるのは「支払いとは別にポイントカードを提示する」作業ではないでしょうか。ポイントカードを提示した後に支払うという二度手間が、障壁となっている人は多いはずです。この問題を解消するには、支払いとポイントの受け取りの一元化がおすすめです。
例えば、店独自のクレジットカードを一度作ってしまえば、支払いと同時にポイントを貯められます。さらに、そのクレジットカードをスマホに登録しておくと、財布をわざわざ取り出す必要もなくなり便利です。
還元率が高い店を選ぶ
還元率1.0%なら1年間で8000円得をする計算でしたが、0.5%の場合はその半分の4000円になってしまいます。10年間では4万円、40年間では16万円と、長期的にどんどんと差が広がるため、なるべく還元率の高い店で買い物をするのがポイントを効率よく貯めるコツです。
また、店によっては、ポイントが貯まりやすくなるキャンペーンを実施しています。キャンペーン実施日を狙ってまとめて買い物をするように意識すると、より多くのポイントを貯められるでしょう。
スーパーのポイントには大きなメリット!手間のかからない方法で効率よく貯めよう
食費80万円分の買い物をすべてポイント還元率1.0%の店で済ませた場合、1年間で8000円、10年間で8万円相当のポイントが貯まります。人員が多い世帯、食費にかける金額が大きい世帯ほど恩恵を受けやすいため、面倒くさがらずにポイントを貯めるのがおすすめです。
お店独自のクレジットカードを作って支払いとポイントの受け取りを一元化すると、面倒くささをあまり感じずにポイントを貯められるでしょう。
出典
e-Stat 家計調査 総世帯 2022年 3(1世帯当たり年間の品目別支出金額)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー