更新日: 2024.03.04 子育て

子どもが3人います。大学の「通信制」に進めば教育費はおさえられますか?

子どもが3人います。大学の「通信制」に進めば教育費はおさえられますか?
たとえ学費が比較的安い国公立大学を選択したとしても、大学の進学・在学費用は高額です。子どもの人数が多いほど家計への負担が大きく、経済的に厳しいと感じる家庭も多いでしょう。
 
大学の学費をおさえられる選択肢の一つに、通信制課程への進学があります。本記事では、大学の通信制課程の学費の目安や、通学制と比べて本当に学費が安いのかどうか、金銭面以外のメリット・デメリットをまとめました。
FINANCIAL FIELD編集部

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通信制課程のほうが大学の学費をおさえやすい

大学の通信制課程(大学通信教育)とは、テキスト学習や放送授業、通信授業など、通学以外の授業をメインに学習し、単位を取得する方式の大学教育課程を言います。通学制の大学と比べると、学費が低く設定されているのが特徴です。
 
公益財団法人 私立大学通信教育協会「大学通信教育ガイド(大学・短大編)」によると、協会に所属している私立大学の通信課程の1年次入学の入学諸費は2~10万円となっています。教育費等は年間約5000~90万円で、10~20万円台が相場です。
 
さらに、スクーリング(最低30単位)の費用が1単位あたり5000~2万円前後かかります。学校や単位の取り方にもよりますが、ある私立大学の通信課程のモデルケースでは4年間合計の費用が52万8000円と示されています。
 
文部科学省令に定められた国公立大学の費用の標準額(入学料28万2000円、授業料年額53万5800円)と比べると、国公立大学1人分の費用で子ども3人を卒業させることも不可能ではないといえるでしょう。
 

通信制課程でも学歴は「大卒」になる

大学の通信制課程は、正規の大学教育課程です。通信制課程を卒業すれば通学制と同じように学士の学位が取得でき、大卒の資格を得られます。
 
また、入試が書類選考のみというケースが多く、通学制の学部・学科と比べると入学のハードルが低い傾向がある点も特徴です。入学の時期が1年間に複数回設定されている大学も多く、挑戦するチャンスが多いというメリットもあります。
 
通学をしなくてよいぶん居住地から離れた大学でも学びやすいことや、動画やテキストで学ぶ講義が多く、時間に縛られずに自分のペースで学べるといった利点もあります。
 
経済的な負担が大きい場合は、本人が働いて学費を稼ぎながら学ぶなどの方法も選択しやすいでしょう。
 

大学通信制課程を選択するデメリットや注意点は?

大学通信制課程を進学先として選ぶ前に、次のような注意点があることを確認しておきましょう。

●卒業難易度が高めである
●就活のサポートが手薄な学校がある
●通学制よりも学歴が低く見られるケースがある

大学の通信制課程は入学のハードルが低めである一方で、卒業の難易度は高い傾向が見られます。自分のペースで学習を進めるスタイルのために、単位修得のためのモチベーションの維持やスケジュールの調整が難しく、卒業に至らず退学してしまうケースが少なくないのです。
 
また、通学制の大学で実施されている就職ガイダンスやインターンシップなどのサポートが行われない大学がある点にも注意が必要です。学校によってはオンラインでの個別相談や学生の推薦などを実施している場合もあるため、就活に関するサポート体制をチェックしておくことをおすすめします。
 

大学の通信制は学費をおさえられるが通学制以上に本人のやる気が重要

大学の通信制課程の学費は、通学制の国公立大学や私立大学と比べると低く設定されているのが一般的です。卒業すれば通学制の大学と同じ学士の学位を得られるため、経済的な余裕がなく、子どもの学びたい分野の通信制課程がある場合は、選択肢として検討するとよいでしょう。
 
ただし、通信制課程を卒業するにはモチベーションの維持としっかりしたスケジュール管理が必要となるため、通学制課程以上に卒業のハードルが高いことが考えられます。本人がやる気を持って卒業まで学べるかどうか、入学前によく話をしておきましょう。
 

出典

公益財団法人 私立大学通信教育協会 2024大学通信教育ガイド大学・短大編
公益財団法人 私立大学通信教育協会 学習方法の特色
e-Gov法令検索 国立大学等の授業料その他の費用に関する省令
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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