更新日: 2024.03.14 その他暮らし

「食器洗い」と「飲料水」を全て会社で済ませたら、年間でどれだけ得をするでしょうか?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「食器洗い」と「飲料水」を全て会社で済ませたら、年間でどれだけ得をするでしょうか?
毎日のように自宅で「食器洗い」をしていると、水道代などの光熱費が気になります。また、普段飲んでいる「飲料水」として市販のペットボトルなどを購入する人は多いでしょう。この食器洗いと飲料水には、費用がいくらかかっているのでしょうか。
 
この記事では、「食器洗い」と「飲料水」にかかる費用を光熱費などから算出し、これらを会社で済ませたら、年間でどれだけ得をするかを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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「食器洗い」にかかる年間費用

食器洗いにかかる年間費用を説明します。
 

・食器洗いを手洗いでした場合

経済産業省の「おうちで省エネ」によると、1日2回食器を手洗いした際にかかる水道とガスの年間使用量は、それぞれ47.45㎥、81.62㎥となっています。使用水量の47.45㎥を、東京都水道局の従量料金213円で換算すると、47.45×213=約1万107円です。
 
ガス使用量の81.62㎥を、一般社団法人プロパンガス料金消費者協会のガス平均従量単価698円で換算すると、81.62×698円=約5万6970円になります。食器洗いを手洗いでした場合にかかる年間費用は、合計で約6万7077円です。光熱費の単価や食器の量などにより、金額は変わります。
 

・食器洗い乾燥機を使用した場合

食器洗い乾燥機を使用して食器洗いをした場合、電気と水道の費用が発生します。経済産業省の「おうちで省エネ」によると、1日2回食器洗い乾燥機を使用した際にかかる電気と水道の年間使用量は、それぞれ525.20kWh、10.80㎥です。
 
電気使用量525.20kWhを、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が公表している電気単価31円で換算すると、525.25×31=1万6282円です。使用水量10.80㎥を、東京都水道局の従量料金213円で換算すると、10.80×213=約2300円となります。
 
食器洗い乾燥機を使用して食器洗いをした場合にかかる年間費用は、合計で約1万8582円です。また、食器洗いには、光熱費の他に食器洗剤などの費用もかかります。
 

「飲料水」にかかる年間費用

厚生労働省の「健康のため水を飲もう講座」では、成人男性の場合、1日の水分摂取量2.5Lのうち、摂取する必要がある飲み水は1.2Lとしています。月を30日間とした場合36L、年間では432Lの飲料水を摂取することになります。市販のペットボトルの水2Lとお茶2Lを飲料水とした場合の費用を、それぞれ説明します。
 

・市販の水にかかる費用

仮に、飲料水としてペットボトルの水を利用した際にかかる年間費用を計算します。コンビニで売っている2Lの水の金額は、税込108円でした。飲料水として2Lサイズの水を月18本消費した場合1944円、年間で216本消費した場合2万3328円の費用がかかるという結果になります。
 

・市販のお茶にかかる費用

価格.comが発表している日本茶の人気商品ランキング1位は、2024年2月時点で、グリーンダカラのやさしい麦茶2L×6本で、価格は998円でした。この麦茶を飲料水として月に18本消費した場合2994円、年間で216本消費した場合3万5928円の費用がかかります。
 

「食器洗い」と「飲料水」を会社で済ませると、年間で最大10万3005円の得をする!

「食器洗い」を手洗いで済ませた際にかかる年間費用は約6万7077円、食器洗い乾燥機を使用した場合は約1万8582円になることが分かりました。「飲料水」として市販のペットボトルの水を利用した場合は年間で2万3328円、お茶の場合では3万5928円の費用がかかります。
 
この「食器洗い」と「飲料水」を会社で済ませると、最低でも4万1910円、最大で10万3005円も得をする結果になりました。また、光熱費の単価や、飲料水の価格などによって得する金額が異なります。
 

出典

経済産業省 「おうちで省エネ」
セブンプレミアム 天然水2L
価格.com 2024年2月日本茶の人気商品ランキング
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 カタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?
一般社団法人 プロパンガス料金消費者協会 プロパンガス料金の平均や相場はどれくらい?
東京都水道局 水道料金・下水道料金の計算方法
厚生労働省 健康のため、水を飲もう講座
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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