更新日: 2024.03.18 その他暮らし

ロードサービスの出動要因No.1は「バッテリー上がり」! どうすれば回避できる?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

ロードサービスの出動要因No.1は「バッテリー上がり」! どうすれば回避できる?
日本自動車連盟(JAF)によると、ロードサービスが出動するおもな理由は「バッテリー上がり(過放電バッテリー)」でした。バッテリー上がりが起きると、エンジンをかけられなくなります。
 
もし人気のない場所や夜間に起きてしまったら大変です。
 
そこで今回は、バッテリー上がりでロードサービスの救援要請をする場合の費用や、バッテリートラブルを回避する方法をご紹介します。安全安心に走れるよう車を万全の状態にキープしたい方は参考にしてください。
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JAFロードサービスが2022年に出動した要因トップ3は?

JAFが2022年度(2022年4月~2023年3月)を対象に調査したデータによると、2022年度にあったロードサービス救援要請の要因トップ3は、表1の通りです。
 
表1

救援要請の要因 件数
1位:バッテリー上がり 72万9102件(全体の33.21%)
2位:タイヤのパンク/バースト/エアー圧不足 42万5332件(全体の19.37%)
3位:破損/劣化バッテリー 16万1101件(全体の7.34%)

※JAF「JAFロードサービス主な出動理由TOP10」を基に筆者作成
 
バッテリートラブルが多いのはおもに一般道路です。一般道路での「過放電バッテリー」は72万6109件(高速道路は2993件)、「破損/劣化バッテリー」トラブルは16万299件(高速道路は802件)ありました。
 

JAFにバッテリー上がりの対応を依頼する費用

バッテリー上がりが原因でJAFに救援要請をした場合、以下の費用が発生します。
 

・JAF会員:無料
・非会員:税込み1万3130円

 
JAF会員は、会員特典としてさまざまなロードサービスを受けられます。バッテリー上がりのほか、パンクやガス欠・キー閉じ込みなどのトラブルにも無料対応してもらえます。
 
JAFの入会金は2000円、年会費は4000円です(個人会員・割引なしの場合)。会員費があるため完全無料とはなりませんが、会員であればバッテリートラブル時も出費なしで解決できます。
 

バッテリートラブルの原因と回避方法

バッテリー上がりの主な原因は、「過放電(電気の使いすぎ)」と「寿命/劣化」です。室内灯の点けっぱなしやエアコンの過度な使用など、電気を消費しすぎるとバッテリー上がりが起きやすくなります。
 
またバッテリーは3年前後で寿命を迎えます。寿命で劣化すると十分に蓄電できず、過放電が起きやすくなるでしょう。過放電を防ぐには以下の対策が有効です
 

・エンジンを切った状態で室内灯などの電装品を長時間使わない
・適度に車を走らせてバッテリーを充電する

 
寿命・劣化に関しては、定期的に状態を点検し、3年を目安にバッテリーを交換してください。
 

バッテリー上がりは車両トラブルの主要因!うっかりミスにご用心

バッテリー上がりはロードサービスが要請される要因のうち、約4割を占めるトラブルです。特に過放電の問題が圧倒的に多く報告されています。
 
バッテリーは消耗品であるため、寿命や劣化は仕方ない部分があります。しかし電装品の使いすぎなど「うっかりミス」が要因のバッテリー上がりは、ある程度コントロール可能です。
 
JAFを始めロードサービスの会員であれば、トラブルに迅速な対応をしてもらえます。とはいえ日頃からメンテナンスに配慮すれば、不要なバッテリー上がりを回避し、より安全なカーライフを送れます。車の状態はこまめに確認するようにしましょう。
 

出典

一般社団法人 日本自動車連盟 (JAF) JAFロードサービス主な出動理由TOP10
一般社団法人 日本自動車連盟 (JAF)  ロードサービスの料金を調べる
一般社団法人 日本自動車連盟 (JAF)  入会金・年会費はいくらですか?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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