更新日: 2024.04.02 子育て
来年子どもが「中学生」になります。「公立」「私立」ごとに入学準備はいくら用意すればいいですか?
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今回は文部科学省による「子供の学習費調査」を参考に、中学校に入学する際にかかる費用をご紹介します。
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執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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中学校の教育費用の目安は?
中学校の教育費用は、公立か私立かで異なります。
文部科学省がおこなった令和3年度「子供の学習費調査」によると、公立の中学校にかかった学校教育費が年間13万2349円なのに対し、私立の中学校では年間106万1350円とのことです。中学校1年間にかかる学校教育費の内訳は表1の通りです。
表1
公立 | 私立 | |
---|---|---|
入学金等 | 507円 | 12万2368円 |
授業料 | 0円 | 47万6159円 |
修学旅行費等 | 1万5824円 | 3万988円 |
図書・学用品・実習材料費等 | 3万2368円 | 6万8578円 |
教科外活動費 | 2万4172円 | 3万7172円 |
通学関係費 | 3万9516円 | 15万2487円 |
その他 | 5424円 | 1万365円 |
※文部科学省 「令和3年度子供の学習費調査」を基に筆者作成
公立の中学校は入学金・授業料がほぼ不要ですが、学校納付金や図書・学用品・実習材料費、教科外活動費などが必要となるようです。
子どもが私立の中学校へ進学する場合は、入学金のみで約12万円が必要なうえ、そのほかの学校教育費も公立と比較して大幅に高額であることが分かります。そのため、公立中学校と比べて入学時に必要な金額が多くなるでしょう。
ただし、上記の教育費はあくまで中学校1年間でかかる費用であり、全てが入学時に発生するわけではありません。
例えば、授業料は年度ごとに一括払いや分割払い(毎月・半期・四半期・指定回数払い)などの方法で支払うのが一般的です。各学校の募集要領に支払い方法や費用の内訳が記載されているため、一度確認しておきましょう。
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制服の相場はどのくらい?
中学校では、学校教育費以外にも、制服代がかかります。制服は学生服かブレザーかなどで価格が異なるうえ、学校によっても違いがあるようです。
例えば、足立区ではブレザータイプの平均価格は約4万1000円ですが、5万円を超える学校もあれば3万円台で購入できる学校もあるとのことです。このように制服の価格は一概にはいえませんが、3〜5万円を目安に考えておくとよいでしょう。
入学準備にかかる費用は公立か私立かで異なる
文部科学省がおこなった令和3年度「子供の学習費調査」により、子どもが入学する中学校が公立か私立かで、入学準備にかかる費用は大きく異なることが分かりました。公立の場合は入学金や授業料がほとんどかかりません。
一方で、私立の場合は約12万円の入学金、授業料は3年間の合計で約143万円かかります。
また、制服代として3〜5万円がかかるほか、教材費や通学費などのさまざまな費用がかかる可能性があるため、入学を予定している学校の費用を確認しておくとよいでしょう。
出典
文部科学省 令和3年度子供の学習費調査 2調査結果の概要
足立区 中学校の制服などの価格一覧を公表
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー