数多くあるハウスメーカー会社・・ 選ぶ為のポイント5つ
配信日: 2018.11.19 更新日: 2019.01.09
「この会社も住宅事業をやっていたんだ!」なんて思ったことありませんか?
あまりにも会社が多く、ウェブサイトやパンフレットなどで調べてみても、自社商品のことですから、良いことばかりしか書いてありません。
いったいどこのメーカーが良くて、どう選んだら良いのか迷ってしまいますよね。
洋服など違い、住宅は1社しか選べません。今回はハウスメーカーを選ぶポイント、5つを紹介します。
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級
住宅ローンアドバイザー
明治学院大学英文科卒業後、大手ハウスメーカー就職。
住宅販売の営業職として、顧客開拓、住まいづくりの提案、資金計画相談、販売後のアフターフォローを担当。
仕事を通して、お客様の一番の関心事と不安はお金に関する事だと感じ、ファイナンシャルプランナー2級と住宅ローンアドバイザーの資格を取得。
ハウスメーカーを退職後、暮らしに役立つライターとして、お金に関する知識や情報を提供しています。
数ある中から選ぶのはひとつだけ!ハウスメーカーの選び方5つ
たくさんあるハウスメーカーの中からどうやって選んだら良いの?と思いますよね。判断する基準をご紹介します。
1.価格で比べる
まずは選ぶ基準のひとつ目は「価格」です。
同じ建物の大きさで、太陽光などもろもろの設備を入れたとしても、ハウスメーカーによっては1000万円ほど価格差が開くこともあります。
びっくりしてしまうかもしれませんが、会社によって坪単価などの設定は異なるので、これくらい差が出ることも、200〜500万円くらいの差が出ることもあります。
まず自分自身が支払える金額に合わせて選ぶことがひとつです。
2.素材や工法で選ぶ
素材や工法で選ぶのもひとつの判断基準です。
素材でしたら、木造なのか、鉄骨なのか、鉄筋なのか好みで選びましょう。
さらに工法になると、木造でも在来軸組工法なのかツーバイフォーなのかさまざまな種類がありますから、その中から選ぶことになります。
ただ、細かい工法はわかりにくいところもありますので、自分が好きな素材でまずは選ぶといいでしょう。
3.保証期間の長さで選ぶ
ハウスメーカーを選ぶ基準として、保証期間の長さは大切になります。
どんなに「地震に強いです」と言われたとしても、保証期間が短いと不安になりませんか?
「〇〇年保ちます」ではなく、どれだけしっかり保証してくれるのか確認しましょう。
長く保証してくれるのは、その会社の自信の表れとも言えます。
ただし、保証期間を長く設定しているメーカーは金額が高めに設定されていることも多いです。
4.断熱性を気にするなら、ZEHにしやすいのかどうかも基準のひとつに
断熱性も気になるところではないでしょうか。
耐震性も大切ですが、断熱性が高ければ毎日の光熱費の削減を期待できます。
何よりせっかくの新築なら、断熱性の良い家を建てたいと思うのではないでしょうか?
断熱性が気になるということであれば、ZEH(ゼッチ=ゼロ・エネルギー・ハウス : 外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅)※についての実績を聞いてみましょう。
窓などの開口部を広めにとってもZEHにできる、など建物自体にどれだけ自信があるのか聞いてみることをオススメします。
5.担当者の対応や今後の流れで選ぶ
選ぶ基準として、担当者の対応も大切です。良いことばかり言う担当者は信用しにくいですよね。
言いづらいデメリットもしっかり伝えてくれる担当者を選びましょう。
さらには、その担当者がどこまで担当してくれるのか、引き渡し後はどのような対応になるのか、など聞き出しておきましょう。
契約前と契約後で態度が変わってしまった、なんてならないように、あらかじめ聞いておきましょう。
まとめ
ハウスメーカーの選び方について、ご紹介していきましたが、いかがでしたか?
ハウスメーカーを選ぶ際に、「耐震性を重要視したい」「火災に強いメーカーにしたい」などあると思います。
ですが、どのメーカーさんも強いと答えますし、自分自身で強さを確認することはなかなか難しいですよね?
いろいろなメーカーを聞けば聞くほど、わからなくなってしまうものです。
ですから、今回ご紹介した4つのポイントを基準にハウスメーカー選びをしてみてはいかがでしょうか?
※資源エネルギー庁「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について」より
Text:川添典子(かわぞえ のりこ)
ファイナンシャルプランナー2級