更新日: 2024.05.27 その他暮らし

友人夫婦を結婚式に招待したのに、ご祝儀がなんと「1万円」だけ! やりきれない気持ちでいっぱいなのですが、「マナー違反」ではないのでしょうか?

友人夫婦を結婚式に招待したのに、ご祝儀がなんと「1万円」だけ! やりきれない気持ちでいっぱいなのですが、「マナー違反」ではないのでしょうか?
大好きな家族や友人、親族に見守られ、2人で幸せになることを誓う結婚式。一生に一度の大切なイベントに友人夫婦を招待したのに、ご祝儀が夫婦で合わせてたった1万円しか入っていなかったというような場合は、やりきれない気持ちになるでしょう。
 
本記事では「夫婦でご祝儀1万円はマナー違反かどうか」「ご祝儀が少なかった場合の相手への対応方法」について解説します。ご祝儀絡みで、やもやされている人はぜひご覧ください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

夫婦2人で1万円はマナー違反?

結論から言うと、ご祝儀が夫婦で1万円の場合はマナー違反と見なされる可能性が高いです。一般的に、夫婦で結婚式に呼ばれた際のご祝儀の相場は図表1の通りです。
 
図表1

図表1

ゼクシィ 結婚式に“夫婦で”出席! ご祝儀の金額&ご祝儀袋の書き方はどうする?
 
友人の結婚式の場合は「5万~7万円」をお祝いとして渡すのが一般的です。ご祝儀はゲストの気持ちの表れであり、金額について「○万円以上出さなくてはいけない」という決まりはありません。しかし、結婚式におけるゲスト一人当たりにかかる費用を想定し、新郎新婦の負担がかからないようにご祝儀を準備するほうがよいでしょう。
 
「ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏版」によると、結婚式にかかる1人当たりの平均費用は以下の通りです。

・料理・飲み物費用:2万2000円
 
・引き出物:5800円

また、上記の料理や引き出物以外にも、新郎新婦は最大限のおもてなしをするにあたり、メニュー表や席次表、帰り際のプチギフトなど、ゲストに今までの感謝を伝えるためにたくさんの準備をしています。上記の費用を勘案すると、一人3万円ほどのご祝儀を包まなければ新郎新婦に負担がかかってしまうことがわかるかと思います。
 
つまり今回のケースのように、夫婦二人でご祝儀1万円というのは、新郎新婦へ大きな金銭的な負担を与えてしまい、マナー違反と思われる可能性が高いです。
 
結婚式に出席する際は、大切な友人の結婚式なのであれば、「新郎新婦の負担を少しでも減らしながらお祝いしてあげたい」という気持ちでご祝儀を渡したほうがよいでしょう。
 

ご祝儀が少なかった相手への対応方法とは?

ご自分の結婚式で少ないご祝儀を受け取り、気持ちが晴れなかったという経験のある人もいることでしょう。とは言え、相手が大切な友人である場合はどうしたらよいのか、と悩む人もいるかもしれません。
 
今後も友人として接していきたいのであれば、「ご祝儀が少ない」と友人に伝えないほうがよいでしょう。もしかすると、友人は経済的に厳しい状況であるものの、どうしても晴れ姿を見たくて自分の払えるだけの金額を包んで結婚式に来てくれたのかもしれません。事情があったのだろうと考え、ご祝儀のことは触れずに友人関係を続けていくほうがよいでしょう。
 

夫婦2人でご祝儀が1万円の場合、マナー違反の可能性が高い

一般的に、結婚式における費用は一人当たり3万円ほどかかるため、夫婦2人でご祝儀が1万円であれば、新郎新婦が大幅に赤字になってしまいます。厳密にいくら支払わなくてはいけないという決まりはありませんが、新郎新婦の負担にならない金額をご祝儀として包むのがマナーと言えます。
 
しかし、結婚式に招待したものの、ご祝儀が少ない相手とこれからも仲良くしていくのであれば、「何か事情があったのだろう」と割り切ってこれからも付き合うようにするのがよいでしょう。
 

出典

株式会社リクルート ゼクシィ 結婚式に“夫婦で”出席!ご祝儀の金額&ご祝儀袋の書き方はどうする?
株式会社リクルート ゼクシィ結婚トレンド調査2023 首都圏版
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集