娘に電車やバスの支払いを「交通系IC」にした方が節約できると言われました。実際どうなのでしょうか?
配信日: 2024.06.04
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
IC運賃とは?またその適用範囲は?
JR東日本株式会社(JR東日本)のホームページによれば、在来線に乗る際に、交通系ICカード(Suica)やモバイルアプリ(モバイルSuica)を使った場合「IC運賃」が適用されます。
きっぷや定期券は10円単位での料金設定ですが、IC運賃は1円単位での料金設定という違いもあるのです。
交通系ICのポイントについて
在来線を利用する際に交通系ICカードを使うと、利用した金額に応じてポイントが貯まります。ポイントの付与率は、モバイルアプリであるか、またカードタイプであるかによって異なります。JR東日本のホームページによれば、在来線を利用した場合の、それぞれのポイントの付与率は表1の通りです。
表1
ポイントの付与率 | |
---|---|
モバイルSuica | 50円ごとに1ポイント |
カードタイプのSuica | 200円ごとに1ポイント |
※JR東日本「JRE POINT 登録したSuicaで鉄道に乗ってためる」を基に筆者作成
カードタイプよりも、モバイルアプリを利用した方がポイントが貯まりやすいことも分かります。1ヶ月の交通費が1万円の場合のポイントの付与率は、以下の通りです。
・モバイルSuicaの場合 200ポイント
・カードタイプのSuicaの場合 50ポイント
以上の結果も踏まえると、より早く、多くのポイントを貯めたい場合にはモバイルアプリの利用がおすすめです。また、同じ運賃を支払って繰り返し乗車した場合や、グリーン券を購入した場合にもポイントが貯まります。貯まったポイントは、以下のようにさまざまな方法で使えます。
・駅の中の店舗や駅ビルでの会計で、1ポイント1円として使う
・ショッピングモールサイト「JRE MALL」で1ポイント1円で使う
・登録済みのSuicaへ1ポイント1円でチャージする
・Suicaグリーン券への交換に使う
・商品券やグッズに交換する
以上より、日頃の移動に交通系ICを使えば、ポイントが貯まり、現金の代わりに使えたり、新たな商品に交換したりすることも可能です。
交通系ICを使い、さらに節約ができる方法もある
お金をチャージする際に、交通系ICに連動したクレジットカードを用いることで、さらなる節約効果が期待できます。JR東日本であれば「ビューカード」を用いた交通系ICへのオートチャージの設定で、1.5%のポイントが還元されます。
また、そのほかにも各電車会社にて独自の連動型のクレジットカードがあるため、いつも利用する会社について調べてみましょう。さらに、チャージで貯めたポイントを利用して、交通系IC対応のバスに乗車すれば運賃の節約にもなります。
普段の生活に交通系ICを利用することで、ポイントが貯まり節約効果が得られる
交通系ICを利用したり、交通系ICに連動したクレジットカードでチャージをしたりすることで、ポイントが貯まり節約効果が得られます。普段の公共交通機関の運賃を現金や切符で支払う場合には、ポイント付与は行われない場合がほとんどです。
まだ交通系ICをお持ちでない方は、さらに日々の生活をお得に過ごすために、交通系ICを取り入れてみることをおすすめします。
出典
JR東日本 Suica IC運賃について IC運賃の適用範囲
JR東日本 JRE POINT 登録したSuicaで鉄道に乗って貯める
JR東日本 JRE POINT ポイントを使う
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー