結婚祝いって「10万円」もらっても「半額」返さなきゃいけないんですか?「5万円」は大きいなと感じてしまうのですが、相場ってどのくらいなんでしょうか…?
配信日: 2024.06.08
本記事では、内祝いの概要に、お返しする際の相場やマナーを解説します。ぜひ最後までお読みください。
執筆者:辻本剛士(つじもと つよし)
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士、宅地建物取引士、証券外務員2種
活動拠点は神戸。FP個別相談や、プロスポーツ選手の資産形成サポートも行っております。プロスポーツ選手に保険、資産運用、支出の見直しなど包括的なアドバイスや、帳簿などの面倒な記帳業務を代行し、本業に集中できる環境作りをサポートします。
内祝いとは?
内祝いと聞いて「お祝いに対してのお返し」と認識している人は多いのではないでしょうか。しかし、実際の「内祝い」の意味はそれとは少し異なります。
内祝いとは、結婚などのおめでたいことがあった際に、普段お世話になっている人たちに贈り物をし、うれしい気持ちを共有することです。そのため、お祝いを「いただく」「いただかない」に関係なく、贈り物を準備することが本来の姿です。
いわば、「喜びのお裾分け」ということになります。しかし、現在の傾向として「お祝いに対してのお返し」と捉えられることが主流となっています。
内祝いの相場は半額~3分の1
この「内祝い」ですが、いただいたお祝いの半額~3分の1程度が相場といわれています。基本的には半額返しで問題ありませんが、いただいたお祝いの金額が高額な場合などは3分の1程度にするとよいでしょう。
例えば、友人から「お祝い」として1万円をいただいた場合は、半額の5000円程度の「内祝い」にし、5万円や10万円を超えるような高額なお祝いをいただいた場合は3分の1程度になります。
ただし、いくら以上なら「半額」で、いくら以下なら「3分の1」といった細かな決まりはありません。図表1にある「内祝いの金額相場」を参考にしてください。
図表1
筆者作成
内祝いをする際のマナー
「内祝い」をする上でいくつか気をつけておくべきマナーがあります。内祝いに失敗しないようきちんと理解しておきましょう。
結婚式後1ヶ月以内に贈る
内祝いは、結婚式後1ヶ月以内に贈ることが望ましいとされています。できれば直接会って品物を渡すようにしたいところですが、遠方の場合や、直接会うことが難しい場合は配送サービスなどを利用しましょう。
結婚式などを挙げていない場合は、お祝いをいただいてから1ヶ月以内に渡すのが一般的です。
親などに代わりに持って行ってもらうのはNG
普段会えない親戚からお祝いをいただいた場合、つい両親に代わりに渡してもらうことを考えてしまいがちです。しかし、内祝いを贈る際には、できるかぎり本人が直接手渡しすることがマナーとされています。
もし、会うのが困難な場合でも宅配サービスなどを利用して本人から渡す形をとることが大事です。
マナーを守って気持ちよく内祝いを渡そう
内祝いとは、結婚などのおめでたいことがあった際に、普段お世話になっている人たちに贈り物をし、うれしい気持ちを共有することです。しかし、現在では「お祝いに対してのお返し」と捉えられることが主流となっています。
「内祝い」の相場は半額~3分の1程度といわれており、基本的には半額返しで問題ありません。いただいたお祝いの金額が高額な場合などは3分の1程度にするとよいでしょう。
結婚式のお祝いをいただいた場合、結婚式後1ヶ月以内に贈るよう心掛けることです。結婚式後は何かと忙しくなるものではありますが、きちんとマナーを守り気持ちよく内祝いを渡しましょう。
執筆者:辻本剛士
CFP(R)認定者、一級ファイナンシャルプラン二ング技能士、宅地建物取引士、証券外務員2種