息子の結婚祝儀で「10万円」包んだら、相手側の親は「20万円」包んだとのこと。合わせないと息子の肩身が狭くなりますか?
配信日: 2024.06.13
今回は結婚のご祝儀の金額相場や、金額を両家でそろえる必要性をご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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結婚のご祝儀の金額が両家で異なると息子の肩身は狭くなる?
ご祝儀の金額によって息子の肩身が狭くなるリスクは、あまり気にしなくてもよいでしょう。そもそもご祝儀とは、新郎新婦にお祝いの気持ちを伝えるものとされています。そのため、金額について明確な規定が設けられている訳ではないようです。
経済状況についても、各家庭で大きく異なるケースも十分に考えられます。
例えば年収1000万円の家庭と年収500万円の家庭では、10万円の負担も大きく変わってくるでしょう。また、子育ての考え方の違いが関係して、ご祝儀の金額に差がつくケースもあるようです。
もしご祝儀の金額によって息子の肩身が狭くなることを気にするのであれば、事前に支援金額やご祝儀などを両家で話し合っておくことも選択肢のひとつです。
親族の結婚式で渡すご祝儀の相場はどのくらい?
ウェブスターマーケティング株式会社が実施した「結婚式で実際に包んだご祝儀の金額に関するアンケート調査」によると、親族の結婚式で渡すご祝儀相場の割合として、表1の通り調査結果が発表されていました。
表1
金額 | 割合 |
---|---|
1万円 | 8% |
連名1名につき平均2万9800円 | 33% |
3万円 | 23% |
5万円 | 12% |
10万円 | 9% |
その他 | 15% |
※ウェブスターマーケティング株式会社「結婚式で実際に包んだご祝儀の金額に関するアンケート調査」を基に筆者作成
連名によるご祝儀の金額が1人あたり約3万円と考えると、親族の結婚式で渡すご祝儀は半数以上が3万円を目安にしていると考えられます。
ただし、上記はあくまでも親族をひとくくりにした場合の金額相場です。そのため、息子や娘にご祝儀を包む場合は、相場以上の金額を想定しておいた方がよいかもしれません。
なお、ご祝儀の金額は年齢層によっても大きく異なります。同調査によると、年代別の金額は、表2のように発表されていました。
表2
参列者の年齢 | ご祝儀の平均金額 |
---|---|
10代後半~24歳 | 2万3273円 |
25歳~29歳 | 3万8000円 |
30代 | 4万5789円 |
40代以上 | 6万2500円 |
※ウェブスターマーケティング株式会社「結婚式で実際に包んだご祝儀の金額に関するアンケート調査」を基に筆者作成
息子や娘へのご祝儀として渡す場合は上記におさまらない可能性もありますが、ひとつの目安として金額を決めるとよいでしょう。
両家の両親がご祝儀の金額を無理に合わせる必要はない
結婚のご祝儀は、お祝いの気持ちを伝えるために新郎新婦へ送るものとされています。そのため、経済状況や子育ての考え方に沿ってご祝儀を渡していれば、金額に差があっても問題はないでしょう。
金額差によって息子の立場が悪くなることを懸念するのであれば、事前に支援金額やご祝儀などを両家で話し合っておくことも選択肢になります。
もし話し合いが難しいようであれば、あえて金額には触れず、親として適正だと思う額をご祝儀として送りましょう。
出典
ウェブスターマーケティング株式会社 LoveMA! 【結婚式ご祝儀の相場】皆はいくら包んだ?出席者300人アンケート調査
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