更新日: 2024.06.29 その他暮らし
ひさびさの旅行で鎌倉に行ったら、ホテルが「1泊2万円」になっていて驚愕! コロナ禍前は「8000円」だったのに、これってインバウンドの影響? 宿泊料の推移を解説
最近は全国的にホテル宿泊料が軒並み値上がりしているようですが、これにはインバウンドが影響しているのか、それとも他の要因があるのでしょうか。
そこで本記事ではホテルの価格が上昇している理由を解説するとともに、国内・観光地などの宿泊費の値段の推移も紹介していきます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
目次
旅行の時に旅館・ホテルの1泊あたりの宿泊費とは?
旅行の時に旅館・ホテルの宿泊費にかけている割合について確認してみましょう。2021年株式会社日本能率協会総合研究所が調査した結果が図表1のとおりです。
図表1
宿泊費用 | 割合 |
---|---|
5000円未満 | 7.9% |
5000円~1万円未満 | 34.5% |
1万円~1万5000円 | 28.3% |
1万5000円~2万円未満 | 13.2% |
2万円以上 | 16.1% |
株式会社日本能率協会総合研究所 消費者動向②:旅館・ホテル業編より筆者作成
旅行の際の宿泊費は「5000円~1万円未満」としている割合が多く、次いで「1万円~1万5000円」「1万5000円~2万円未満」となっています。同調査でビジネスの際に利用する場合の宿泊費が「5000円~1万円」の割合が71.8%となっていることから、旅行の際にはビジネス時よりもいいホテルに泊まりたいと思う人が多いのが分かります。
宿泊費が軒並み上がっている理由とは?
宿泊費が上がっている理由として以下の2つが挙げられます。
・インバウンドで海外の観光客が増加していること
・ホテル側のコストが上がっていること
それぞれ見ていきましょう。
インバウンドで海外の観光客が増加している
ホテル代が高い要因のひとつ目として、円安の影響で海外から日本に旅行に来る人の割合が多いことが挙げられます。観光庁によると、2024年4月の外国人の宿泊数は1315万人となっており、この人数は前年同月比で38.1%も増えているのです。訪日外国人が増えたことで、ホテルの稼働率が高まり、客室単価が上昇していると考えられます。
ホテル側のコストが上がっている
人件費や水道・光熱費といった費用がかさんでいることも宿泊料の値上げの理由といえるでしょう。感染症問題が落ち着いてきた2023年5月時点で、宿泊業や旅行業はコロナ禍以前を上回る水準まで回復しています。
当然のことながら、利用人数が多ければ多いほど、ホテルの水道・光熱費や電気代といったホテルの支出負担が大きくなります。支出が増えれば、宿泊料を値上げせざるを得なくなるというわけです。
国内・観光地などの宿泊費の値段の推移
コロナ禍前と比べてどのくらい宿泊料が上がったのか、気になる人もいるでしょう。宿泊業界のDX化や集客を支援するメトロエンジン株式会社の調査から価格差を見ていきましょう。今回想定するホテルは、主要都市のビジネスホテル・シティホテルです。推移の結果は図表2のとおりです。
図表2
都市名 | 2019年5月 | 2023年5月 |
---|---|---|
東京 | 8811円 | 1万962円 |
大阪 | 7046円 | 8426円 |
京都 | 9610円 | 1万2642円 |
名古屋 | 6232円 | 7166円 |
札幌 | 8073円 | 7651円 |
福岡 | 8236円 | 8544円 |
那覇 | 6490円 | 6878円 |
メトロエンジン株式会社 ビッグデータを活用し宿泊業界のDX化を支援するメトロエンジンが2023年5月度の全国主要都市のビジネスホテルの平均価格を公開より筆者作成
2019年と比べて価格が下がっている地域もありますが、ほとんどの都市の宿泊料が上がっています。一番価格が上がっている都市は京都で、その差は約3000円にもなっています。コロナ前の2019年の時と比較すると、全体的に1000円以上宿泊料が上がっているといえるでしょう。
ホテルの宿泊費は全体的に上がっていることを想定して、宿泊料を多めに見積もるようにしよう
インバウンドやコスト増大により、ホテルの宿泊料が上がっていることを解説しました。価格差が大きい都市だと5年前の2019年と比べて約3000円も上がっています。旅行やビジネスの際にホテルを利用するときは、宿泊費を多めに想定しておくとよいでしょう。
出典
株式会社日本能率協会総合研究所 消費者動向②:旅館・ホテル業編
観光庁 宿泊旅行統計調査 (2024年3月・第2次速報、2024年4月・第1次速報)
メトロエンジン株式会社 ビッグデータを活用し宿泊業界のDX化を支援するメトロエンジンが2023年5月度の全国主要都市のビジネスホテルの平均価格を公開
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー