「マイナンバーカード保険証」を利用すると医療費が安くなるって本当? 利用するにはどうしたらよい?

配信日: 2024.06.30

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「マイナンバーカード保険証」を利用すると医療費が安くなるって本当? 利用するにはどうしたらよい?
マイナンバーカードを保険証として利用することでどのようなメリットが得られるのでしょうか。マイナンバーカードを使うと医療費は安くなるのかということに加え、マイナンバーカードを保険証として利用する方法や手続きについても解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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保険証として利用するとこんなメリットが!

マイナンバーカードを健康保険証として利用すると、従来の健康保険証と比べてさまざまなメリットがあります。まず挙げられるのが、医療機関や薬局との情報共有ができるという点です。
 
過去の医療情報や薬の処方情報を、口頭で正確に伝えるのは困難です。マイナンバーカードを保険証として利用する場合、情報提供に同意することで、医師や薬剤師が直接データを確認でき、データに基づいたよりよい医療を受けられます。
 
また、高額療養費制度を受けるためには書類申請と提出が必要でしたが、公的医療保険が適用される診療に対しては、限度額を超えた支払いが免除されます。
 
さらに、転職や結婚、引越しの際に新しい健康保険証の発行を待たずにマイナンバーカードで医療機関や薬局の利用が可能です。以上の通り、マイナンバーカードは健康保険証としても便利に活用できるようになっています。
 

マイナンバーカードの利用で医療費は安くなる?

マイナンバーカード保険証(マイナ保険証)は、従来の健康保険証の利用時と比べ、医療費が安くなります。マイナンバーカードを保険証として利用してもらうため、「医療DX(デジタル化)」を推進する報酬加算が新設されたからです。
 
厚生労働省によると、2024年6月1日以降、診療報酬改定により「医療情報取得加算」として初診時にマイナ保険証を利用しない場合は3点、マイナ保険証を利用し、情報取得に同意すると1点加算されます。
 
再診時は、マイナ保険証を利用しないと2点、マイナ保険証を利用し、情報取得に同意すると1点となります。
 
以上の通り、マイナンバーカード保険証を利用すると医療費が安くなるため、使わない手はありません。
 

マイナンバーカードを保険証として使うためには

マイナンバーカードを用意したあと、保険証として使うためには「マイナポータル」「セブン銀行ATM」「医療機関・薬局の受付」からの申し込みが必要です。
 
カード読み取り対応のスマートフォンをお持ちの場合、マイナポータルからの申込みが便利です。まず、iOS版もしくはAndroid版のマイナポータルアプリをインストールし、アプリを起動したら「申し込む」のボタンを押してページを開きます。
 
利用規約の確認・同意をしたら、暗証番号(数字4桁)を入力し、マイナンバーカードを読み取れば完了です。
 
セブン銀行ATMの場合、「各種お手続き」ボタンを押し、「マイナンバーカードの健康保険証利用の申込み」ボタンを押します。画面の操作にしたがって操作すれば完了です。
 
医療機関・薬局の場合、「顔認証カードリーダー」の読み取り口にマイナンバーカードを置き、顔認証または暗証番号で本人確認をします。「情報提供の可否」を選択すれば完了です。
 

マイナンバーカード保険証を使う方法

マイナンバーカード保険証の利用に対応している医療機関や薬局は、「マイナ受付」のステッカーやポスターが目印です。対応している医療機関・薬局は厚生労働省のホームページで公開しています。
 
使い方は、医療機関や薬局の受付に置いてあるカードリーダーにマイナンバーカードをかざし、顔認証または暗証番号で本人確認をします。「薬剤情報・特定健診情報の閲覧」を選択したら受付完了です。
 
なお、2024年(令和6年)12月2日に現行の健康保険証の発行終了が発表されています。マイナンバーカードを持っていない場合には作成し、健康保険証として使えるように準備しておくとよいでしょう。
 

マイナンバーカード保険証を使ってみよう

マイナンバーカードを保険証として使った場合、医療費が安くなるだけでなく、情報共有などさまざまな面でメリットがあります。ぜひマイナンバーカードを保険証として使ってみましょう。
 

出典

厚生労働省 医療DX推進体制整備加算の算定要件について
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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