更新日: 2024.07.13 その他暮らし
雨で“洗濯物”が乾かない! 洗濯乾燥機の「乾燥機能」を使いたいけど、電気代は高くつきますか? 1回いくらかかるのでしょうか…?
そんな時、ふだんは使わない洗濯乾燥機の乾燥機能を使うと、悩みが解消されるかもしれません。その一方で、普段使っていない分、電気代がどれくらいかかるかも気になるところでしょう。
本記事では、シャープのドラム式洗濯乾燥機を事例に、乾燥機能の電気代がどれくらいなのかや、梅雨時期に役立つ乾かし方のコツを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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洗濯機の電気代の計算方法
洗濯機が1回当たりでどれくらい電気代がかかるのかは、次の式で計算できます。
・消費電力量(kW)×料金単価(円/kWh)
消費電力は家電や、家電の中のどの機能を使用するかによって決まります。料金単価は電気代の単価のことですが、地域や電力会社によって同一ではありません。今回は公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として提示している、31円/kWhを使用します。
洗濯機で乾燥機能を使った場合の電気代
シャープが2021年に発売したES-H10Fというドラム式洗濯乾燥機を見てみると、洗濯~脱水での消費電力量は68Wh、洗濯~乾燥での消費電力量は1880Whです。
そのため、1回当たりの電気代としては洗濯~脱水の場合が2.11円なのに対し、乾燥まですると58.28円とかなり高くなってしまいます。毎日1回、洗濯~乾燥をおこなうと、月々の電気代は1748円です(30日で計算)。
決して安いとはいえない金額ですが、電気代は洗濯機の性能によっても異なります。同じシャープが販売し、2023年省エネ大賞を受賞したES-X11Bという型式の場合、洗濯~乾燥での消費電力量は600Whと、最初に紹介したものの3分の1以下です。
この場合の電気代は1回あたりで18.6円ですので、毎日1回1ヶ月洗濯乾燥をおこなった場合でも、558円しかかかりません。
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洗濯物を効率よく乾かす方法
最新の省エネタイプの洗濯乾燥機の場合、思ったよりも電気代がかからない場合もあります。しかし、反対に昔のタイプであれば、毎日乾燥機能を使うとかなり電気代が高くなってしまう場合もあるでしょう。
その場合、乾燥機能を使う以外の方法で洗濯物を効率よく乾かしたいところでしょう。室内干しで洗濯物を早く乾かすには、できるだけ洗濯物を風に当てるのが効果的です。洗濯物同士の間隔を開ける、扇風機に当てる、サーキュレーターを活用するなどしてみましょう。
また、現在は市販の乾燥グッズも多く販売されています。乾かしやすいように作られた通気性の高いハンガーなど、部屋干しグッズの活用もおすすめです。
まとめ
洗濯機の乾燥機能を使うと、一般的には電気代は一気に高くなります。ただ、どれくらい高くなるのかは洗濯機次第で、特に最新の省エネ家電の場合は、思ったよりも高くならないこともあります。
洗濯物が乾くまでに時間がかかると、雑菌が繁殖して嫌な臭いがすることがあります。本記事で紹介したいろいろな方法を試しつつ、時には電気代と相談しながら、洗濯乾燥機の乾燥機能の活用も検討してみましょう。
出典
公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A
シャープ 洗濯機 ES-H10F
シャープ 洗濯機 ES-X11B
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー