免許更新のときの「交通安全協会費」。毎回“2000円”を支払っていますが、ほかの人はどうしていますか?
配信日: 2024.07.31
そこで今回は、交通安全協会費の加入率と費用相場について調べてみました。交通安全協会の活動内容についてもご紹介しますので、会費の支払いについて疑問に思っている方は参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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交通安全協会の加入率と費用相場
交通安全協会は、各都道府県において免許証の取得や更新の際に会員を募っています。免許更新のたびに交通安全協会費を2000円支払っていると「ほかの人はどうしているのだろう」と考えるかもしれません。
公益財団法人滋賀県交通安全協会によると、滋賀県内で令和3年度中に免許更新を行った人は20万7347人で、そのうちの新規会員数は8万627人であったとのことです。加入率は36.2%で、交通安全協会費を支払っている人は半数以下であることが分かります。
交通安全協会費は各都道府県によって異なります。費用相場は年間300円~700円で、運転免許証の有効期限に応じてまとめて支払うことが一般的です。中には有効期限にかかわらず、一律で1500円や2000円にしている交通安全協会もあるようです。
免許更新時に交通安全協会費を支払う場合は、更新手数料と合わせた金額を用意する必要があります。なお、警視庁「更新手続一覧」によると、更新手数料は講習手数料と合わせて、優良運転者講習であれば3000円、一般運転者講習は3300円、違反運転者講習と初回更新者講習は3850円のようです。
交通安全協会費を支払う理由・支払わない理由
交通安全協会費を支払う人と支払わない人がいますが、それぞれの理由を知りたい方もいるでしょう。免許更新のたびに交通安全協会費を支払っている人は、以下のような理由でそうしていることが考えられます。
・交通安全や事故防止のために役立つと思うから
・免許更新手数料と同時にお願いされて断りにくいから
・義務だと思っていたから
一方で、交通安全協会費を支払わない理由として以下のようなことが考えられます。
・支払うメリットや必要性が感じられないから
・活動内容や使途が不明だから
・免許更新手数料と合わせると思っていたより高額になるから
・趣旨に賛同しかねるから
交通安全協会費を支払っていない人の中には、活動内容や趣旨を知らなかったり賛同できなかったりする人もいるようです。加入は任意ですから、活動の趣旨を理解したうえで判断することが望ましいといえるでしょう。
交通安全協会の活動内容や加入のメリット
一般財団法人全日本交通安全協会によると、おもな事業は以下の通りです。
・交通安全思想の普及啓発
・交通安全教育の推進
・各種研修会の開催等
・交通安全表彰の実施
・交通安全に関する調査研究の実施
・交通安全教育用資機材等の制作
・諸外国との交流
具体的な活動内容は各都道府県の交通安全協会によって異なりますが、例えば小学校付近の交差点で街頭指導を行ったり、子どもたち向けの交通安全教室を開催したりしているようです。ラジオ放送・ホームページ・機関紙・のぼり旗などを活用した広報・啓発活動なども行っているようです。
各都道府県は加入者に対してさまざまな特典を用意しています。例えば協賛店で割引サービスを受けられたり、運転免許証ケースなどを進呈されたりする場合があるようです。またチャイルドシートの無料貸し出しや、交通事故で長期入院をした人に見舞金を給付する交通安全協会もあります。
交通安全協会への加入は任意! 活動の趣旨を理解したうえで決めるといい
交通安全協会への加入は任意であるため、会費を支払う人も支払わない人もいます。滋賀県交通安全協会によると、令和3年度の加入率は36.2%であったとのことです。会費は各都道府県によって異なり、費用相場は年300円~700円を運転免許証の有効期限に応じてまとめて支払うか、一律で1500円や2000円としている場合もあります。
交通安全協会の主な活動は、交通安全の啓発活動や調査研究などです。会員になると、チャイルドシートの無料貸し出しや交通事故での入院見舞金制度、協賛店での割引サービスなどのメリットもあるようです。交通安全協会への加入は任意ですから、活動の趣旨を理解したうえで会費を支払うか否かを決定するといいでしょう。
出典
公益財団法人滋賀県交通安全協会 活動へのご協力を
警視庁 更新手続一覧
一般財団法人全日本交通安全協会 全日本交通安全協会 事業
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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