更新日: 2024.08.06 その他暮らし
地方に転職することになったので、車を買おうと思っています。 地方で一人暮らしなら「軽自動車」でも問題ないですよね?
しかし車を所有するには、購入費用のほかにも毎月の維持費がかかるため、一人暮らしであればなるべくコストをかけず軽自動車で済ませたいと考える人も少なくないでしょう。
そこで本記事では、軽自動車の維持費について解説します。軽自動車のメリットのほかデメリットも紹介しているため、自動車購入の参考にしてみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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車を維持するために必要なものは?
車を所有するには、購入費用が必要です。しかし購入したあとにも必要になるお金についてご存じでしょうか。まずは車を維持するためのお金について詳しく解説します。車を維持するため、毎月必要なのは次の費用です。
・ガソリン代
・駐車場代など
毎月かかる維持費のほかにも、車にかかるお金はあります。
・任意保険
・自動車税
・メンテナンス費用(洗車、オイル交換など)
・車検費用など
自動車税は年に1度、1万800円(軽自動車の場合)納める必要があり、車検は新車購入より3年、2回目以降は2年に1度受けなければいけません。ディーラーや車検専門店、カー用品店などで受けられ、費用は5〜15万円程度です。
任意保険やメンテナンスにかかる費用は、選ぶものによってコストを抑えることもできます。これらをざっくり計算すると、軽自動車を維持するには一般的に年間約23万円必要になるといわれています。
車を所持しながら一人暮らしをするコストはどれくらい?
総務省統計局によると、2023年度の単身世帯の月間平均支出は16万7620円です。しかし、この金額は車を所持していない人も含まれた平均値です。そのため16万7620円に加え、年間の車の維持費で必要な約23万円を月割りにした1万9167円が必要になると考えておくと、現実との乖離が少なくなるでしょう。
これらを踏まえると、車を所持しながら一人暮らしをするには、毎月18万6787円ほど必要になることを想定しておく必要があります。
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普通車と比較して、軽自動車のメリットって?
普通車と比較した際に、車体価格や維持費がなんとなく安いイメージのある軽自動車ですが、車に詳しくない場合、実際のところどうなのかよく分からないという方も少なくないでしょう。価格以外のメリットや、反対にデメリットとなることについて解説します。
軽自動車のメリット
■自動車税が安い
年に1度納めなければいけない自動車税は、車の排気量によって納める額が異なります。普通車(コンパクトカー)が3万4500円に対して、軽自動車は1万800円です。
■燃費が良い
自動車によっても異なりますが、一般的には普通車と比較して軽自動車の燃費はよいとされています。そのため、ガソリン代を安く抑えられます。
■小回りが利く
車体が小さいため、小回りが利き狭い道路を走行するときや狭い駐車場に駐車するときなどの操作のしやすさがあります。
■車検費用が安く済む可能性がある
車検では劣化した部品の交換やオイル交換などをしますが、費用が安く済むことが多い傾向にあります。これは軽自動車が普通車と比較してメンテナンスで使用するパーツが安かったり、オイルの使用量が少なかったりするためです。
軽自動車のデメリット
■乗車人数が少ない
普通車は、車種により異なるものの最低でも5人以上乗れます。しかし、軽自動車の乗車人数は4名です。これは車体の大きさも関係しますが、法律で定められています。
■排気量が少ないためパワー不足を感じることがある
軽自動車は排気量の上限が660cc以下という定めがあるため、普通車と比較すると、どの車種であっても発進時や坂道走行などでパワー不足を感じることもあるでしょう。
■車体が軽いため安全性への不安がある
車体が軽いため、高速道路で速度を出したときの走行や、強風時の走行に不安を感じる場合もあります。また、事故の際も通常より被害が大きくなる恐れがあります。
メリットとデメリットを理解して検討を!
軽自動車を利用するにあたり、乗車人数や走行性、事故への不安を感じることもあります。しかし最近の軽自動車は、安全性や快適性を追求したモデルも多数販売されているため、購入時に機能面も重視しながら選べば、普段の利用では不便に思うことは少ないでしょう。
メリットとデメリットの両面から検討して、自分にあった自動車選びをしてみてください。
出典
総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)2023年(令和5年)平均結果の概要
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー