更新日: 2024.08.21 その他暮らし

夏休みに帰省した友人家族が、「祖父母からお盆玉を1万円もらった」と言っていました。私は「お盆玉」なんて聞いたことないのですが、みんなもらっているのでしょうか…?

夏休みに帰省した友人家族が、「祖父母からお盆玉を1万円もらった」と言っていました。私は「お盆玉」なんて聞いたことないのですが、みんなもらっているのでしょうか…?
「お盆玉」というものを知っていますか? まだまだ一般的に知られているわけではないので、初めて聞いたという人も多いと思います。お盆玉を一言でいうと、お盆の時期に渡すお年玉のようなものです。
 
本記事ではお盆玉について、認知度や渡す相手、金額の相場、渡し方など、お盆玉のトレンドを解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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お盆玉はお盆の帰省に合わせて渡すお小遣い

お盆玉とは、お盆の帰省にあわせて子どもや孫、祖父母などに贈る、お小遣いのことです。このお盆玉という言葉は比較的新しく、株式会社マルアイが、2010年にポチ袋につけた「お盆玉」という名称を商標登録したのが広まるきっかけとなりました。
 
お盆玉のルーツは江戸時代までさかのぼると言われています。当時は丁稚(でっち)と呼ばれる子どもたちが家を出て仕事をしており、お盆や正月にしか自分の家に帰ることができませんでした。そんな子どもたちが、お盆に帰ったときにもらうお小遣いがお盆玉の始まりといわれています。
 

お盆玉の認知度は約3割で実際に渡すのはそのうちの約3割

お盆玉は比較的新しい風習であることから、認知度もまだそこまで高くありません。株式会社マルアイが実施した「2024年お盆玉に関する実態調査」の結果によると、お盆玉を知っている人は約3割という結果でした。
 
また、お盆玉を知っていると回答した人のうち、「今年の夏、お盆玉をあげるか」という質問に対して、実際にあげる予定がある人は約3割でした。このことから、お盆玉を実際に渡す人は、全体の1割程度と考えられます。実際に渡したりもらったりしたことがある人は、まだまだ少ないというのが現状のようです。
 

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渡す相手は子どもや孫が主流だが親や祖父母に渡すこともある

お盆玉はどのような人に渡されているのでしょうか。お盆玉をあげる相手として多いのは、親戚や自分の子どもおよび孫で、全体の5~6割程度となっています。親や兄弟姉妹、祖父母などにあげる人も一定数いますが、渡す相手をみると、お年玉と同じようなイメージでとらえている人が多いことが分かります。
 

金額の相場は5000円未満が主流

お盆玉として渡す金額の相場は、5000円未満が6割程度と主流です。お年玉の場合は、渡す相手の年齢などにもよりますが、約半数が5000円~2万円程度が予算総額の相場となっており、お盆玉のほうが、金額としてはやや少なくなっています。
 
2024年にあげる予定のお盆玉の総額は、増やそうと考えている人が4割程度ですが、一方で前年と同じくらいと考えている人も4割程度とほぼ同じであるため、大きく予算の相場が変わることはないでしょう。
 
物価も上がり経済的な負担が増していますが、こういうときだからこそ相手を気づかって、金額を減らさずに渡したいと考える人が多いのではないかと分析されています。
 

お盆玉の渡し方は手渡しが多い

お盆玉の渡し方として最も多いのが、現金をポチ袋に入れて手渡すという方法で、約6割となっています。
 
お盆玉をあげる目的として、相手を喜ばせたい、喜ぶ顔が見たい、ということが挙げられています。このようなことから、現金で直接渡したいと考える人が多い傾向にあるようです。
 
最近ではキャッシュレスでのお金の受け渡しが増えましたが、口座への振り込みや電子マネーの送金は1割程度にとどまっており、まだまだ機会は少ないといえるでしょう。
 

お盆玉は新しい夏の風物詩になるかも?

お盆玉はみんながもらっているわけではなく、実際に渡したりもらったりするのは全体の1割程度と考えられます。親戚や自分の子ども、および孫が渡す相手としては多く、金額は5000円未満が相場となっています。
 
お盆に家族や親族が集まることがあれば、お盆玉を手渡して、日頃の感謝の気持ちや会えたうれしさを伝えてみてはいかがでしょうか。
 

出典

株式会社マルアイ 【2024年お盆玉に関する実態調査】と【2024年夏休みの動向調査】を実施しました
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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