節約のため「東京→大阪」まで車で帰省しました。妻から「来年からは新幹線で帰省したい」と言われましたが、家族4人なら車のほうが安いし“メリット”も多いですよね?

配信日: 2024.09.01 更新日: 2024.09.02

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節約のため「東京→大阪」まで車で帰省しました。妻から「来年からは新幹線で帰省したい」と言われましたが、家族4人なら車のほうが安いし“メリット”も多いですよね?
お盆休みやシルバーウィーク、年末年始などの長期休みには、帰省手段に悩む人もいるのではないでしょうか。車で行くべきか、それとも新幹線を使うべきか、家族連れであればどちらがより経済的なのでしょうか。
 
そこで本記事では、シルバーウィークに4人家族(夫婦と小学生の子ども2人)が東京から大阪へ帰省する場合を例に、車と新幹線それぞれの費用を比較します。さらに、経済面だけでなく、快適さや所要時間といったほかの要素も考慮し、それぞれのメリットとデメリットを解説しますので、帰省の計画を立てる参考にしてください。

車と新幹線どちらが安い?

まずは車と新幹線それぞれの東京駅~新大阪駅までのコストを比較してみましょう。日付は2024年9月14日出発、9月16日帰宅を仮定して計算します。
 

車にかかるコスト

車はトヨタのヴォクシー(ガソリン車、S-Z 2WD 7人乗り))でETC搭載、東京駅から新大阪駅までの約500キロメートルの距離を走行すると仮定し、高速道路とガソリンの料金を計算します。なお東京駅から新大阪駅までは、東名高速東京ICから名神高速豊中ICで降りるルートで向かうと仮定します。
 
この条件でシミュレーションしたところ、往復2万2280円でした(お盆やシルバーウィーク期間は休日割引が適用されません)。
 
次に、ヴォクシーのWLTCモードの燃費(15.0km/L)をもとに、8月26日時点のレギュラーガソリン価格(174.5円/L)で計算します。
 
東京駅から新大阪駅までの往復距離約1000キロメートルを走行するためには、約66.6リットルのガソリンが必要です。1リットルあたりのガソリン価格が174.5円なので、ガソリン代は合計で約1万1621円必要になります。
 
合計すると、車での往復費用は3万3901円となりました。
 

新幹線にかかるコスト

一方、東京から新大阪までの新幹線(のぞみ)の料金は、指定席利用で片道1万4920円、子どもは半額の7460円です。なお、シルバーウィークは繁忙期のため200円が加算されています。
 
家族4人で往復すると、費用の合計は8万9520円です。こうして比較すると、車での帰省が圧倒的に安いですね。しかし、現実的なコスト以外の要素を考慮することも大切です。
 

車と新幹線、それぞれのメリット・デメリット

交通費以外の要素を考慮して、総合的にどちらがよいか検討することをおすすめします。
 

車のメリット・デメリット

車での帰省には「周りを気にせず家族で楽しむ時間ができる」というメリットがあります。新幹線の場合、周囲のお客さんに配慮しなければなりませんが、マイカーであれば気にせず会話を楽しんだりゲームをしたりできます。また、サービスエリアでの食事や休憩を楽しんだり、荷物の量を気にせずに済んだりする点も魅力的です。
 
その一方で、運転者の体力的負担は大きなデメリットです。長距離の運転は疲労がたまり、帰省先での過ごし方にも影響を与える可能性があります。特にシルバーウィークなどには、渋滞によるストレスも無視できません。
 

新幹線のメリット・デメリット

新幹線での移動は、運転者の負担がないという点が大きなメリットでしょう。出発から到着までリラックスして過ごせ、車内で家族とゆっくり話したり睡眠により体力を温存したりもできるでしょう。
 
また、渋滞の心配がないため、予定通りに到着できる安心感もあります。しかし、交通費が高額であることや、荷物が持ち運びできる量に制限されることはデメリットといえるでしょう。
 

まとめ

最終的にどちらが最適な帰省手段かは、家族の状況や優先事項によります。費用を重視するなら車、体力的な負担を軽減したいなら新幹線、といった選び方が基本かもしれませんが、家族全員が楽しい思い出を作れる手段を選ぶことが1番です。
 
費用だけでなく、快適さや楽しさ、帰省後の予定などを考慮して、自分たち家族に最適な帰省方法を選ぶとよいでしょう。
 

出典

トヨタ自動車株式会社 voxy オンラインカタログ
経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査
スマートEXサービス 運賃ナビ
 
執筆者:渡邉志帆
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