更新日: 2024.09.22 子育て
小学生の息子に任天堂スイッチを買い与えたばかりなのに、次々にゲームソフトをねだられます。みんな年間で何本ほどのゲームソフトを買い与えているのでしょうか…?
そこで本記事では、一般的に年間でどれだけのゲームソフトが購入されているのか解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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ゲームソフトの購入数
独立行政法人中小企業基盤整備機構が運営している「J-Net21」の調査によると、ゲームソフト販売の利用経験者のうち、月に1回以上利用する人の割合は20代男性が26%、30代男性が17%、20代女性が15%、30代女性が10%となっています。
購入費用を親が負担することが予測される小学生や10代の調査結果はありませんでしたが、年齢が若くなるにつれてゲームソフト販売の利用や購入頻度は高くなることがわかりました。
参考程度に20代男性で考えると、約4人に1人以上は毎月ゲームソフト販売を利用していることになり、年間では12本になります。
また、20代男性の約40%は1回あたりの利用金額が5000円から1万円以上となっており、switchを含む昨今のゲームソフト1本分の価格とほぼ一致しています。
ゲームが子どもに与える影響
子どもの教育において、しばしばゲームはよくないものと評価される傾向があります。最近ではその認識も改まりつつありますが、未だにその感覚を持っている方は少なくないでしょう。
子どもの教育に対して、ゲームが与える影響の中には悪いものもありますが、同時によいものもあります。1つの側面だけを見て消化するのは危険であり、むしろ子どもの成長を妨げる原因にもなりかねません。
よい影響と悪い影響の両側面を認識し、子どもと共に正しいゲームとの向き合い方を模索することが大切でしょう。
ゲームが子どもに与えるよい影響は以下の通りです。
●コミュニケーション能力が養われる
●視覚における空間認知力や瞬発力が鍛えられる
●多言語に触れる機会が増える
●想像力や応用力、問題解決能力が培われる
●反射的に注意を切り替える力が高まる
対して、ゲームが子どもに与える可能性のある悪い影響は以下の通りです。
●生活の中心がゲームになる
●視力の低下に繋がる可能性がある
●室内で過ごす時間が増え、屋外で遊ぶ機会が減る
よい影響も悪い影響も全てが当てはまるとはいえませんが、少なからず子供の成長に影響を与えるのは明確でしょう。
子どもがゲームと上手く付き合うために
影響があるからといって、短絡的にゲームをすることを控えさせるのは得策とはいえません。悪い影響を受けないようにしつつ、よい影響を最大限に受けられるように向き合っていくことが大切です。
ゲームと上手く向き合うために重要なことを以下にまとめました。
●子どもと共にルールを検討し、定める
●ゲームを含め、勉強など全体のスケジュールを可視化する
●ゲーム以外の楽しみも作る
●ゲームをしない時間は、子どもの手が届かない場所に保管する
●親子でゲームをする
子どもと共にルールや全体のスケジュールを定め、勉強などとのバランスをうまく取ることが重要です。
親子でゲームをしてみることで、コミュニケーションのきっかけや感動体験の共有ができるだけでなく、子どもが受ける悪影響を防ぎやすくなります。
月に1本、年に12本購入するケースも
小学生におけるゲームソフトの購入頻度において明確なデータはないものの、20代男性の約4人に1人が月に1本、年間にして12本のゲームソフトを購入しています。
小学生に対するゲームソフトの購入やゲームをすること自体について、どう思うかは各家庭や親の判断次第であり、一概によし悪しを決められるものではありません。
ゲームには子どもに対してよい影響を与える側面がある一方で、悪影響を与える可能性もあります。悪影響によるトラブルを避けるためにも、ゲームとの向き合い方について子どもと共に検討していくことが大切です。
出典
独立行政法人中小企業基盤整備機構 ゲームソフト販売
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー