ランチでお会計しようとしたら、「カード払いは別途5%上乗せ」と言われた! 仕方なく現金で払いましたが、なぜカードで支払うと高くなるのでしょうか…?

配信日: 2024.09.28

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ランチでお会計しようとしたら、「カード払いは別途5%上乗せ」と言われた! 仕方なく現金で払いましたが、なぜカードで支払うと高くなるのでしょうか…?
ランチを食べてクレジットカードで払おうとしたら、店員から「別途手数料がかかる」と言われ、驚いたことがある人もいるかもしれません。
 
世間ではキャッシュレスでの支払いが一般的になっているのに「どうして?」と戸惑うのではないでしょうか。
 
本記事では、なぜカード払いで料金が上乗せされるケースがあるのか、そのような場面に遭遇した際の対処法について解説します。

クレジットカード払いで手数料が上乗せされる?

クレジットカード払いにすると、通常よりも高い料金を請求されることがあります。なぜなら客がクレジットカードで会計すると、店側がカード会社に手数料を支払わなければならないためです。
 
手数料は通常、決済金額の3~10%とされています。例えば、1000円の買い物をカードで支払った場合、お店はそのうちの30円から100円をカード会社に支払うことになります。手数料が積み重なると店の利益が減るため、小規模な店では特に負担が大きくなりがちです。
 
だからこそ、このカード手数料を客に負担してもらおうと、カード払いした人に料金を上乗せする店があるのです。あまり利益の見込めないランチの時間帯だけ、そのような対応をするケースもあります。
 

手数料の上乗せは規約違反

クレジットカードで支払った客に手数料を上乗せすることは、多くのクレジットカード会社の規約で禁止されています。代表的なクレジットカード会社には、次のような規約があります。
 

・楽天カード加盟店規約

「有効なカードを提示した会員に対し信用販売等の取扱いを拒絶したり、また、現金払いを要求したり、会員に対し現金客と異なる代金を請求する等会員の利益の保護に欠ける取扱いを行わないものとする」
 

・三井住友カード加盟店規約

「加盟店は、有効なカードを提示した会員に対して、商品の販売代金ならびにサービス提供代金について手数料等を上乗せする等現金客と異なる代金の請求をすること、およびカードの円滑な使用を妨げる何らの制限をも加えないものとします」
 
このように、本来の支払い分に加えて手数料などを請求することは認められていません。もし店側に「カード払いだと手数料が上乗せされます」と言われた場合、それはカード会社の規約違反に該当している可能性があるのです。
 

手数料が上乗せされた場合の対応

クレジットカード払いをしようとした際に、手数料が上乗せされると言われた場合、次のように対処すると良いでしょう。
 

店側に確認する

まずは、店員に「クレジットカード会社の規約では、手数料の上乗せは禁止されているはず」と説明しましょう。これを伝えるだけで、手数料を請求されることなく支払いができることもあります。
 

現金で払う

どうしても手数料を上乗せされる場合は、素直に現金払いに切り替えるのも1つの方法です。ランチの時間帯であれば、交渉している時間がない可能性もあります。無駄に争わず、かつ余計な手数料を支払わなくて済むように、現金で払うのはスマートな対応といえます。
 

カード会社に連絡する

店側が手数料の上乗せに固執し、改善が見られない場合は、クレジットカード会社に報告する方法もあります。カード会社は加盟店規約を守るよう、店舗に注意喚起する可能性があります。
 

自分が納得できる対処をしよう

クレジットカード払いに手数料が上乗せされるケースは、多くの場合、カード会社の規約違反に該当します。
 
カード払いで手数料を請求された場合は、まずは店側に規約について確認すると良いでしょう。どうしても問題が解決しない場合は、カード会社に報告することも有効な方法といえます。または現金で払ってしまうなど、状況に応じて自分が納得できる形で対処してくださいね。
 

出典

楽天カード株式会社 加盟店様へ 健全なお取り引きのために
三井住友カード株式会社 三井住友カード加盟店規約
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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