お店で見かける「割り引き表示」。あなたはパッと見で計算できる? 簡単な計算方法を紹介!
配信日: 2024.10.03
本記事では、割り引き表示を見たときに、素早く計算して実際の値引き額や割り引き後の価格を把握する方法を解説します。簡単な計算方法や、日常の買い物で役立つ計算のコツを紹介し、賢く買い物をするためのヒントを提供します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
割表示の考え方
まずは、2割り引きや3割り引きなどの表示がされている場合についてみていきましょう。割り引きの計算をする際には、「定価の1割」を把握することが重要です。
1000円の3割り引きの場合、1000円の1割は1000×1/10=100円です。3割り引きなので、100円×3=300円引かれると考えます。割り引き後の金額は、1000円−300円=700円となります。
いきなり3割り引きと考えるよりも、1割がいくらかをまず計算し、3割がいくらになるかを求めることで、比較的簡単に計算しやすくなる方法です。
%表示の考え方
%表示であっても難しく考える必要はありません。%表示の場合には、1割=10%であることを知っておきましょう。
1000円の30%引きの場合、1000円の10%は、1割と同様に100円です。30%引きなので、100円×3=300円となり、割引後の金額は、1000円−300円=700円と計算できます。
本記事では、定価1000円を例題に割り引きの考え方について解説しましたが、商品の多くは198円や1490円などのように計算しにくい価格がほとんどです。このような場合には、半端にならない近い数字に置き換えることで、大体の金額が把握できます。
198円は200円、1490円は1500円のように近い数字に置き換えると計算が簡単です。ただし、計算後の金額に多少の誤差がある点に注意しましょう。
電卓を使って計算する方法
正確に計算したい方は、電卓を使って計算する方法もおすすめです。
3割り引き、もしくは30%引きの場合は、3/10=0.3引かれるため、割り引き後の価格は1000円×0.7と入力することで、700円と算出されます。%計算機能がある電卓の場合には、1000円−30%と入力することで簡単に割り引き後の価格が表示されます。
また、いくら値引きになったかを知りたい場合には、1000円×30%と入力することで確認できるので、どれくらいお得かを把握することが可能です。
ほとんどのスマートフォンに電卓機能が搭載されており、同様の計算ができます。わざわざ電卓を持って買い物に行かなくても、スマートフォンがあれば正確に計算できるため、上手に活用しましょう。
「レジにてさらに割り引き」はどうしたらいい?
店舗によっては、割り引き商品をレジ清算時にさらに割り引きするサービスを行っているケースがあります。
このような場合には、最初の割り引き表示とレジでの割り引き表示を合計しないように注意が必要です。1000円の3割り引き商品をレジにてさらに2割り引きする場合、レジ清算時に5割り引きになるということではありません。
実際には、1000円の3割り引きで700円となり、700円からレジにてさらに2割り引きとなります。レジ清算時の価格は、700円の2割り引きで560円です。割り引き表示を合計してしまった場合には、計算上の価格が500円となるため、自身の認識よりも実際の会計が高くなってしまいます。
割り引き計算のコツをつかんでお得に買い物しよう
割表示や%表示されている商品が、必ずしもお得な商品であるとは限りません。計算方法を知っておくことで、通常の価格よりもおおよそいくらお得になるのかを把握しやすくなります。
こうすることで、お得ではない商品を購入してしまう、思ったより会計が高くなってしまうなどのトラブルを防ぐことにも役立ちます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー