更新日: 2019.07.05 その他暮らし
日本人なら「初詣」は欠かせない 消費から分かる初詣に対する意識
お正月の過ごし方は人それぞれですが、日本人なら「初詣」は欠かせないのでは?今回は、初詣に行く人の割合や、お賽銭の額など、気になる初詣事情にスポットを当ててみました。
目次
キャッチ(1):年末年始はおせちやカニなどの食べ物にお金をかける人が多い
電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」では、「年末年始に関する意識調査」を実施。同サービスを利用する全国の男女1万943名の消費者を対象にアンケートを行いました。
「年末年始の出費総額の予算」を聞いてみると、8割弱が「5万円未満」と回答。これには「おせち・料理、規制、旅行、初売りセール」など、考えられるものすべてが含まれています。さらに、その中で1~3万円未満と答えた人が32.9%、3~5万円未満が25.3%、1万円未満が20.2%となりました。
また、「年末年始を通した最も高い出費は何ですか?(自由回答)」という質問では、
1位:帰省の交通費
2位:おせち
3位:お年玉
4位:カニ
となりました。ほかにも、カウントダウンライブでグッズを買う、箱根駅伝を見るための交通費、福袋、良いお酒、年賀状などが挙がりました。
こうしてみると、食べ物にお金をかける人が多いように見えますね。やはりお正月は、自宅や実家でゆっくりしながら、美味しいものを食べたいと考える人が多いようです。
キャッチ(2):初詣に行くor行かない?お賽銭はいくらくらい?
そんな中、LINE株式会社が10歳以上の男女を対象に「年末年始の過ごし方」を調査したところ、以下の結果となりました。
1位:年越し蕎麦を食べる(49%)
2位:初詣に行く(46%)
3位:お雑煮を食べる(44%)
4位:大掃除をする(41%)
※複数回答
ほかにも「おせち料理を食べる」「年賀の挨拶をハガキで送る」「お年玉をあげる」などが上位10位に入りました。伝統的な過ごし方をする人が多いことが、伺えます。
注目すべきは、半数近くが「初詣に行く」と回答した点です。寝正月でゴロゴロする、どこも混んでるから出かけない、なんていう人たちにとっても、初詣はかかせないようですね。
キャッチ(3):お賽銭にはいくら使う? 「100円」が最多
日本人にとって特別な初詣ですが、みなさん「お賽銭」はいくらにしていますか?ネットリサーチのDIMSDRIVEでは、「お寺・神社」についてアンケートを実施。その中で「お賽銭の額」について質問をしました。
最も多かったのは「100円」で、全体の33.7%。2位は「5円」で18.9%、これも、実に日本人らしい「ご縁」との語呂合わせと思われます。3位は「10円」で12.5%、4位は「50円」で7.5%でした。
中には「500円」という太っ腹な人もいれば、「0円」という人もいたようです(同率6.0%)。お賽銭を入れないという人もいるのですね。筆者は初詣に限らず、お参りしたら必ずいくらかはお賽銭をする派。普段のお参りでは10円で、初詣や願掛けの特別なときには100円が多いですね。
キャッチ(4): 初詣の定番!10代の女性は約半数が「おみくじ」を引く?
さて、ほかにも初詣と聞いて思い浮かべるものがあるのではないでしょうか。お寺や神社にほぼ必ずあるもの…そう、「おみくじ」です。
前述のLINE株式会社のアンケートでは、「おみくじ」に関する傾向調査も実施しました。おみくじを引く割合を年代別にみると、10代の男性が32%、10代の女性は44%と、男女ともに10代が最も多いという結果になりました。
若い女の子は占い好きが多いですよね。おみくじの金額も100円や200円がほとんどなので、引きやすいのかもしれません。
最近では縁起物のモチーフや、パワーストーンが付いているおみくじ、キャラクターとコラボしたお守りなど、女性心をくすぐるものがたくさんあります。金額も200円~500円程度とお手頃。お願い事もできて、モチーフとしても可愛いと、つい買ってしまいたくなりますね。
みなさん、今年は初詣に出かけましたか?年末年始は長いお休みだったり寒かったりと、家にこもりがち。そんなときは初詣に出かけて気分転換を図るのも良いですよね。
行き先は近所のお寺や神社でOK。もう「初詣」とは言えない時期になりますが、今からでも神様に挨拶をして、気持ちの良い新年をスタートさせてみてはいかがでしょうか。
出典
「Shufoo!」年末年始に関する意識調査
「LINE株式会社」 年末年始の過ごし方
「インターワイヤード株式会社」 お寺・神社に関するアンケート
Text:畑 美雪(はた みゆき)
フリーランス・ライター