スーパーで「刺身1パック」を購入。大きめなので「わさび」も多めに持ち帰りたいのですが、お店に“迷惑”にならないでしょうか…?
配信日: 2024.11.12
「ご自由に」とはいえども、マナーは守らなければなりませんが、例えば大きめの1パックの刺身を買う際にわさびを多めに持って帰ってもスーパーに対して迷惑とはならないのでしょうか? 本記事で解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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「ご自由にお取りください」の提供意図と利用方法
「ご自由にお取りください」のわさびは、スーパーが顧客サービスの一環として提供しています。一般的に、刺身や寿司を購入した顧客が自宅で食事を楽しむ際に必要な調味料を無償で提供し、満足度を高めるためのサービスです。
そして、これはサービスとはいえ一人ひとりが適量を持ち帰ることを前提としています。刺身を買う場合、適量を持ち帰るのが一般的なマナーといえるでしょう。
わさびを持って帰る際の適切な量とは?
基本的には、自分が購入した刺身を食べる際に必要な量だけを持ち帰るのがマナーです。もし多くのわさびを必要とする場合は、購入するのが適切な方法といえるでしょう。
タイトルのように「大きめの1パック」であれば、通常サイズの刺身1パックでわさび1つをおおよその目安として、持ち帰る量が多くなり過ぎないように注意すれば、基本的にはスーパーの迷惑とはならないでしょう。
わさびを持って帰る際にマナー違反となるのはどういうケース?
わさびを多めに持ち帰ることはスーパーの意図に反する行為とみなされ、マナー違反となったり、スーパーの迷惑となったりすることがあります。スーパーからすると、1人の客がわさびを占有してしまうと他の客が必要なわさびを確保できなくなったり、補充頻度が増えて運営コストが上がってしまったりするかもしれません。
前記したとおり、持ち帰る際には「自分が購入した刺身に必要な量」までにすべきですが、ほかにどのような場合がマナー違反となるのでしょうか?
「1パックにつき1つまで」と書いてあるのに大量に持ち帰る
はっきりと「刺身1パックにつき1つまで」と書いてあるにもかかわらず、表示を無視して大量に持って帰るのはマナー違反です。
刺身の量に対してわさびが1つでは明らかに足りない場合、必要に応じてわさびを購入しましょう。
対象商品を買っていないのにわさびだけ持ち帰る
一般的に、「ご自由にお取りください」のわさびは刺身や寿司、肉などわさびを使って食べる食材や総菜を購入した客に利用してほしいというのがスーパーの意図です。そのため、これらを買っていないのにわさびを持ち帰る行為は認められない場合が多いと考えられます。
なお、このあたりはスーパーの判断によるところもあります。刺身や肉を購入していなくても、他の商品を購入するついでならOKとする店もあるかもしれません。判断に迷ったら店員にわさびを持ち帰っても良いか確認しましょう。
まとめ
「ご自由にお取りください」のわさびを多めに持ち帰ることについては、他の客やスーパーへの配慮を忘れず、マナーを守ることが大切です。自分の必要な分だけを持ち帰り、節約とマナーのバランスを考えることで、みんなが気持ちよく利用できる環境を作りましょう。
なお、一般的なマナーやスーパーのルールを破って無償のわさびを持ち帰った場合、スーパー側の対応によってはお店への出禁や、窃盗罪として訴えられる可能性もあります。
スーパーの迷惑とならないよう、常識やマナー、そしてお店のルールを守りつつ、買い物を楽しみましょう。
出典
e-Gov法令検索 刑法
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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