同級生の結婚式が遠方であります。交通費や宿泊費の「お車代」をいただける場合と、いただけない場合で「ご祝儀」の金額を変えたいのですが、後から「ご祝儀」を渡すのは失礼でしょうか?

配信日: 2024.12.03

この記事は約 3 分で読めます。
同級生の結婚式が遠方であります。交通費や宿泊費の「お車代」をいただける場合と、いただけない場合で「ご祝儀」の金額を変えたいのですが、後から「ご祝儀」を渡すのは失礼でしょうか?
遠方での結婚式に出席する際、交通費や宿泊費の負担が大きくなるため、「ご祝儀」をどうするべきか悩む方も多いでしょう。特に、「お車代」をいただけるかどうかでご祝儀額を変えたい場合、当日ではなく後日渡すのはマナー違反にならないか心配になるものです。
 
そこで本記事では、遠方での結婚式におけるご祝儀の考え方や、失礼にならない対応方法を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

遠方での結婚式に出席するときはご祝儀の基本的なマナーの確認を

結婚式に出席する際、ご祝儀は「お祝いの気持ち」を表す重要な意味を持ちます。金額の相場は地域や人間関係によって異なりますが、同級生などの友人の場合は通常3万円が一般的な目安とされています。
 
遠方での結婚式では、交通費や宿泊費が大きな負担となるため、新郎新婦が「お車代」や宿泊費を負担してくれることがあります。このような場合、負担してもらった分を考慮し、通常のご祝儀額を調整することが一般的です。ただし、減額する際は新郎新婦との関係性や地域の慣習を十分に理解し、失礼にならないよう慎重に対応することが大切です。
 

「お車代」がある場合とない場合のご祝儀の調整方法

遠方での結婚式では、「お車代」がいただけるかどうか事前に確認しづらいことが多く、ご祝儀額を決める際に悩むこともあります。
 
<お車代がある場合>
「お車代」をいただいた場合、感謝の気持ちを示すために通常の3万円をそのまま渡すのが基本です。ただし、受け取った金額が大きく、ご祝儀とのバランスを考慮したい場合は、2万円程度に減額することも選択肢の一つです。遠方からの参加者にはこの対応が一般的に理解されます。
 
<お車代がない場合>
交通費や宿泊費を自己負担する場合でも、無理をせず減額した1~2万円程度を渡してもマナー違反にはなりません。ただし、「お車代」がないことを理由にご祝儀を大幅に減らすのは避け、新郎新婦への感謝の気持ちを大切にしましょう。
 

後からご祝儀を渡すのは失礼? マナーに沿った対応方法

ご祝儀は、結婚式当日に渡すのが一般的なマナーです。当日渡せなかったり、金額を後日変更したりする場合には特別な配慮が必要です。
 
<後日渡すのが適切なケース>

●当日「お車代」をいただき、感謝の気持ちを追加したい場合
●事情により当日用意できなかった場合

このような場合は、丁寧なメッセージカードを添えて渡すとよいでしょう。例えば、「交通費をご負担いただきありがとうございました。そのお礼として、気持ちばかりですが追加でお祝いをお渡しします」といった一言を添えると、誠意が伝わります。
 
<避けたいケース>
後日渡す際に、金額の調整が露骨に感じられる行動は避けましょう。お車代がなかったから減らしたという意図が伝わってしまうと、新郎新婦に不快な印象を与える可能性があります。
 

無理のない範囲で感謝の気持ちを伝える方法

遠方での結婚式は、新郎新婦も多大な費用を負担していることが多いです。そのため、ご祝儀額にこだわりすぎるよりも、「出席してお祝いすること」が最も大切だと考えましょう。
 
もし、ご祝儀額を調整する場合でも、誠意を示す工夫で新郎新婦との関係を良好に保つことができます。例えば、「お車代をいただいた場合は、メッセージ付きのお礼状を後日送る」「ご祝儀が少額の場合は、当日に心のこもったプレゼントを持参する」「家庭の事情で負担が大きい場合は、信頼関係がある場合に正直に相談する」などといった方法です。
 
結婚式は、新郎新婦にとって特別な日です。形式的なマナーを守りつつ、心をこめてお祝いの気持ちを伝えることが大切でしょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 夫の家事への不安に関するアンケート ライターさん募集