浴槽掃除を「お湯で流すだけ」で済ませる父…せめてスポンジでこすった方がよいと思うのですが、衛生面では問題ないのでしょうか?

配信日: 2024.12.06

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浴槽掃除を「お湯で流すだけ」で済ませる父…せめてスポンジでこすった方がよいと思うのですが、衛生面では問題ないのでしょうか?
お風呂掃除といえば洗剤とスポンジを使ってこすり洗いした後、シャワーで流すイメージがある人が多いでしょう。
 
手間がかかるお風呂掃除を楽に済ませるために、浴槽にお湯を流すだけで終わらせたくなる気持ちは分かります。この場合衛生上の問題はないのか、疑問に感じる人もいるでしょう。
 
本記事では、お風呂掃除の必要性や、浴槽にお湯を流すだけで衛生上問題はないのかを解説するとともに、お風呂掃除にかかるコストについてもご紹介します。
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お風呂掃除の必要性とは?

お風呂掃除が必要な理由は、お風呂場が高温多湿で汚れがたまりやすい場所であるからです。お風呂場で発生しやすい汚れには、水あかやせっけんカス・湯あか・皮脂汚れなどがあります。雑菌やカビはこうした汚れを栄養分にして繁殖するため、掃除せずにいると非常に不衛生な状態になってしまうおそれがあります。
 
そのような状態のお風呂場を使い続けていると、肌荒れや体調不良を引き起こす原因にもなりかねません。さらに、排水管にも汚れがたまり、詰まりや悪臭の原因になることもあるでしょう。
 
お風呂場を常に清潔な状態で使えるようにするため、また家族の健康被害を防ぐためにも、お風呂掃除はしっかり行う必要があります。できる限り毎日、最低でも2日に1回は掃除するようにしましょう。
 

浴槽掃除はお湯を流すだけでも問題ない?

「浴槽はお湯を流すだけで汚れが落ちる」と思っている人もいるかもしれません。お風呂掃除はほぼ毎日行うものなので、面倒に感じたり洗剤代や水道代がもったいないと思ったりする人もいるでしょう。
 
しかし、お湯を流すだけでは表面の汚れしか落とせず、十分に清潔な状態にはならないと考えられます。洗剤を使わないにしても、シャワーでお湯をかけた後にスポンジでこするなどして汚れをしっかり落としておきましょう。最後に洗い流すだけなので、こまめに掃除をしておけば1回の掃除にそれほど手間や時間をかける必要はないはずです。
 

お風呂掃除にかかるコスト

スポンジと洗剤を使ってお風呂掃除をした場合にかかるコストはいくらくらいなのか確認してみましょう。「普段は浴槽をお湯で流すだけ」という家庭であることを想定して、お風呂掃除に最低限必要なスポンジと洗剤も購入した場合、水道代をあわせていくらになるか計算します。
 
スポンジと洗剤は、あるネットスーパーで以下の値段で購入したとしましょう。

・浴室用スポンジ:106円(税込み)
 
・浴室用洗剤:387円(税込み)

東京都水道局によると、シャワーを3分間流しっぱなしにした場合に使用する水量の目安は約36リットルです。1リットルあたりの単価を0.24円とした場合、1分間で約2.88円、3分間で約8.64円、5分間で約14.4円かかります。
 
スポンジと洗剤を購入する際に約500円かかるので、その分も含めて確認しておきましょう。ただし、スポンジは繰り返し使うことが可能で洗剤も何回か使えるため、1回あたりのコストはもっと少なくなるはずです。
 
お風呂掃除にかけるコストをおさえたければ、お風呂の残り湯を使って掃除する方法もおすすめです。約180リットルの残り湯の半分を掃除に使用することで、約90リットルの節水になります。東京都水道局によれば、毎日行うことで月に約650円の節約が可能とのことなので、活用してみましょう。
 

お湯で流すだけでは表面の汚れしか落ちないのでこすり洗いした方がよい

お風呂場は高温多湿で水あかや皮脂汚れがつきやすいため、雑菌やカビなどが発生しやすい環境といえます。今回のケースのように、浴槽を掃除する際にお湯で流すだけでは表面の汚れしか落とすことができず、不十分と考えられます。
 
不衛生なお風呂場を使用していると肌荒れや体調不良の原因になる可能性があるため、できれば毎日、スポンジと洗剤を使ってこすり洗いすることが望ましいでしょう。
 
お風呂掃除にかかる水道代を節約するために残り湯を活用する方法もあるため、試してみることをおすすめします。
 

出典

東京都水道局 水道のご使用について 水の上手な使い方
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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