うちの母は、ヨレヨレの「ヒートテック」を5年ほど着用しています。「あと2年は着られる」と言っていますが、保温性に問題はないのでしょうか?

配信日: 2024.12.14

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うちの母は、ヨレヨレの「ヒートテック」を5年ほど着用しています。「あと2年は着られる」と言っていますが、保温性に問題はないのでしょうか?
「同じヒートテックを長年愛用しているけれど、保温効果はあるのか」と疑問を抱えている方もいらっしゃるでしょう。ヒートテックの耐久性は高いといわれていますが、長く使用すると素材の劣化により、保温効果が低下する傾向にあります。
 
この記事では、ヒートテックを買い替えるタイミングと、保温効果を長く保つ方法をご紹介します。保温効果が失われる理由も詳しく解説しますので、冬を暖かく過ごしたい方は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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ヒートテックの買い替えは3年が目安

株式会社ユニクロが、公式SNSで発信した情報によると、ヒートテックを買い替えるタイミングは「3シーズンが目安」とのことです。理由は、生地が劣化するとヒートテックのストレッチ性が低下して、体に密着しなくなるためです。
 
生地が体に密着しないため保温機能が低下し、以前よりも暖かさを感じにくくなります。保温機能が保たれるのは、3シーズンが目安とされているため、3年で買い替えると満足のいく効果を得やすいでしょう。
 
ただし、使用頻度や保管状況によって効果の持続に差があるため、あくまでも目安として参考にしてください。
 

ヒートテックが多機能な理由

ヒートテックには、保温効果だけでなく、吸湿発熱や抗菌防臭などの効果もあるといわれています。快適性をもたらす目的で、以下の繊維を使用しているためです。

・レーヨン
 
・アクリル
 
・ポリエステル
 
・ポリウレタン

レーヨンは、体から蒸発する水分を吸収して発熱する働きをしており、アクリルは保温効果を備えています。また、ポリエステルには汗を吸収して乾かす効果があり、ポリウレタンは優れたストレッチ性を持っています。
 
これらの効果を持つ繊維を組み合わせることで、多機能な素材であるヒートテックが誕生しました。
 

ヒートテック素材の耐久性は?

ヒートテックは、さまざまな検証を経てから発売されるため、耐久性が高いといわれています。ヒートテックに使われている繊維のうち、ポリエステルやアクリルは、強度が強い素材です。一方、レーヨンやポリウレタンは紫外線や保管状況の影響により、劣化しやすい傾向にあります。
 
ヒートテックのストレッチ性が低下する原因としては、長期間の保存や使用状況により、ポリウレタンの弾力性が低減することがあげられます。ヒートテックを長持ちさせたい場合は、取り扱いに気をつけましょう。
 

ヒートテックの効果を長持ちさせる方法

ここからはヒートテックの保温効果を、少しでも長持ちさせるための方法をご紹介します。ヒートテックを正しく取り扱って、長く愛用しましょう。
 

洗濯ネットを使用して頻度を考慮する

洗濯の際には、ネットに入れた方がいいでしょう。
また、洗濯の頻度が多いとその分生地を傷めてしまうため、ヒートテックの寿命が短くなる傾向にあります。
 
また、乾かす際には陰干しが推奨されているため、乾燥機の使用やドライクリーニングは避けてください。
 

ヒートテックを複数枚用意する

ヒートテックを複数枚用意して、洗濯の頻度をおさえるのも効果的です。ヒートテックは3〜4枚用意して、数日に1回洗濯すると長持ちするでしょう。色違いでそろえると、コーディネートの幅も広がるためおすすめです。
 

適切に保管する

保管する際には、畳んでから湿気の少ない場所に収納しましょう。防虫剤を使用する際は、衣類に直接あたらないように気をつけてください。
 
ハンガーにかけて保管すると、繊維が伸びてストレッチ性が損なわれる可能性もあるため、注意が必要です。また、保管する際は洗濯したあとに陰干しして、十分に乾燥させましょう。
 

ヒートテックの寿命は3年が目安

ヒートテックの効果は、ストレッチ性が損なわれることで低下し、長年着用すると暖かく感じにくくなります。そのため、効果を十分に感じたい方は、3年ごとに買い替えるといいでしょう。
 
保温効果を長く持続させるためには、洗濯方法や保管方法にも気をつけましょう。乾かす際は乾燥機を使用せず、陰干しでの自然乾燥が推奨されています。
 
寒い冬を暖かく過ごしたい方は、ヒートテックの使用方法を守り、古くなったら買い替えを検討しましょう。
 

出典

株式会社ユニクロ ヒートテックインナー
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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