40代・50代・60代の「SNS」事情。年代別”利用率”の高いSNSは?

配信日: 2024.12.14

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40代・50代・60代の「SNS」事情。年代別”利用率”の高いSNSは?
近年はSNSの利用率が高まってきており、若い世代だけでなく幅広い年齢層の方々が利用するようになっています。
 
SNSといえばLINEやX(旧Twitter)、Facebook、Instagramなどさまざまなものがありますが、何が特に人気なのか気になる人もいるでしょう。
 
本記事では、40代・50代・60代を例に挙げ、年代別のSNS利用率や特徴、よくあるトラブル事例などを詳しくご紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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年代別SNS利用率

総務省が公表した「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」によると、SNSの中で全年代を通して最も利用率が高くなっているのはLINEで、10代から50代までが90%を超えています。40代・50代・60代の主なSNS利用率については、表1の通りです。
 
表1

SNSの種類 40代 50代 60代
LINE 97.8% 93.7% 86.3%
X(旧Twitter) 47.3% 37.0% 19.6%
Facebook 39.3% 32.6% 18.9%
Instagram 57.2% 51.7% 22.6%
YouTube 92.0% 85.6% 66.3%
ニコニコ動画 10.5% 9.4% 5.2%
TikTok 26.8% 25.4% 13.0%

出典:総務省「令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書」を基に筆者作成
 
どのSNSも、年代が上がるにつれて利用率は低下していく傾向があります。特に、10代では70%の利用率を占めるTikTokは60代での利用率がわずか13%で、高年齢層にはあまり普及していないことが分かります。
 

SNSの年代別・平均利用時間

1日のうち、SNSの利用に費やす時間は年代によって異なるのでしょうか。同調査によると、年代別のSNS(ソーシャルメディアを見る・書く)の平均利用時間は以下の通りです。
 

【40代】

●平日:31.9分
●休日:35.1分

【50代】

●平日:27.3分
●休日:27.2分

【60代】

●平日:13.8分
●休日:12.6分

インターネット利用項目別にみると、40代・50代・60代共通で平日に最も平均利用時間が長い利用は「メールを読む・書く」で、次は「動画投稿・共有サービスを見る」というものでした。休日は「動画投稿・共有サービスを見る」が最も長くなっています。
 

SNS利用によるトラブルにはどのような事例がある?

SNSを利用することにより、トラブルが発生するケースもあります。独立行政法人国民生活センターによると、SNSに関するトラブルの相談件数が最も多いのは20代ですが、40代や50代でも多くなっているようです。
 
トラブルの事例としては、定期購入に関するものなどが報告されています。
 
例えば、SNS上の広告で「初回限定500円」など、通常より低価格で購入できる旨が宣伝されていたので購入したところ、申し込んでいないにもかかわらず2回目以降の商品が発送されてきて、高額な料金を請求された例などがあるようです。この場合、初回に低価格で購入するには定期購入が条件になることが広告に記載されていないケースもあるでしょう。
 
そのほかにも「SNS上の広告を見て商品を購入したが、届かない」「オーディションの募集広告を見つけて参加したら高額なレッスン受講契約を勧誘された」などのトラブル例も報告されています。
 

LINEの利用率が最も高い

SNSは若い世代だけでなく、40代・50代・60代にも多く利用されています。特に、LINEの利用率はどの年代でも高いことが分かります。
 
しかし、年代が上がるにつれて各SNSの利用率は低下し、60代ではLINEとYouTube以外のSNSの利用率は低めのようです。
 
SNSの普及率が上がると、詐欺広告などによるトラブルが発生する可能性も高まるため、具体的にどのような事例が報告されているのか確認しておくとよいでしょう。
 

出典

総務省 令和5年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書 第2章 2-1 インターネットの利用項目別の利用時間と行為者率(6ページ)、第5章 5-1 主なソーシャルメディア系サービス/アプリ等の利用率(11ページ)
独立行政法人国民生活センター 特集3 SNSをきっかけとした消費者トラブルにあわないために(8ページ、9ページ)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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