年末の実家帰省。うちは毎年「1泊」なのですが、一般的にはどのくらい滞在するのでしょうか?また、実家への手土産はいくらくらいが妥当ですか?

配信日: 2024.12.20

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年末の実家帰省。うちは毎年「1泊」なのですが、一般的にはどのくらい滞在するのでしょうか?また、実家への手土産はいくらくらいが妥当ですか?
年末年始の帰省は、ゆっくり実家で過ごす方や顔は出しつつも自宅でのんびりする方など、さまざまな過ごし方があります。
 
では、一般的に年末年始の実家帰省はどれくらい滞在するのでしょうか。また、どのような手土産が人気なのでしょうか。
 
今回は、年末年始の一般的な帰省日数や手土産の相場について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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一般的な年末の帰省日数はどれくらい?

積水ハウス株式会社 住生活研究所が2023年に実施した「年末年始に関する調査」によると、年末年始に帰省するときの滞在期間は、「日帰り」が最も多い結果となっており、夫側の実家は52.0%、妻側の実家は42.9%を占めています。
 
一方、約半数は泊まりがけで帰省しており、滞在日数ごとの割合は表1の通りです。
 
表1

夫側の実家 妻側の実家
1泊2日 18.7% 22.9%
2~3泊 22.8% 22.3%
4~5泊 1.8% 6.3%
6泊以上 4.7% 5.7%

出典:積水ハウス株式会社 住生活研究所「年末年始に関する調査(2023年)」を基に筆者作成
 
泊まりがけの場合の滞在日数は2~4日が多い傾向があり、実家でゆっくり過ごしてから自宅へ帰る方もいると考えられます。
 

帰省日数と帰省手段は関係する?

積水ハウス株式会社の調査では、日帰りの帰省が最も多い結果となりましたが、理由として帰省手段の影響が考えられます。
 
仮に車で1時間程度であれば日帰りでも帰省しやすい距離のため、わざわざ泊まる必要がないと考える方もいるでしょう。一方で、新幹線や飛行機で帰る方は、めったに帰省できない距離かつ交通費が高額になるため、数日間泊まってゆっくり家族との時間を過ごす傾向にあると考えられます。
 
年末年始の新幹線や飛行機の、大人1名あたりの目安金額(2024年12月8日時点)は表2の通りです。
 
表2

新幹線(往復) 飛行機(往復)
東京から大阪 2万9840円 3万2290円
東京から福岡 4万5200円 5万1620円
大阪から福岡 3万480円 3万2880円

公共交通機関は年末年始の特別価格で帰省費用が跳ね上がる傾向があるため、せっかく帰省するならと、休暇を全て実家で過ごす方もいるでしょう。実家までの帰省距離は、滞在日数に少なからず影響を与える要因になりそうです。
 

実家への手土産、相場はいくら?

実家への手土産代は約2000~3000円、めったに帰省しない方は5000円程度が相場費用のようです。家族でシェアして食べたり、ご先祖さまにお供えしてから食べたりする家庭もあるため、日持ちするものや個包装のもの、たくさん量が入っているものが好まれやすい傾向があります。
 
また、現在住んでいる地域ならではのお菓子や、公共交通機関に乗る直前に買えるものを購入する方もいるようです。ほかにも、家族が好きな和菓子や自分ではめったに買わない少し高級な食品などを手土産にする方もいます。
 
そのため、手土産に迷った場合は洋菓子・限定品などに注目し、3000円前後で選ぶとよいでしょう。
 

一般的な年末の帰省日数は日帰りが最多・手土産は約2000円~3000円が相場|予算や距離によって変動あり

今回参照した調査結果によれば、年末年始の帰省日数は日帰りが最も多く、宿泊する場合は2~3泊ほど滞在する家庭が多い傾向があります。特に、実家と距離が近い場合は日帰りで自宅に帰ることができるため、泊まらないケースもあるでしょう。
 
また、夫側・妻側どちらの実家にも泊まる場合は、年末年始の限られた休暇で移動なども必要なため、1~3泊程度が限界というケースも考えられます。
 
手土産の費用は2000~3000円程度が相場のようです。具体的には洋菓子・個包装・大人数で分けて食べられるものが好まれる傾向があります。
 
とはいえ、手土産の予算や年末の帰省日数は、実家との距離や帰省の予算によって家庭ごとに異なります。まずは帰省にかかる費用と発生する交通費を把握したうえで、日数や手土産の予算を決めると、精神的な負担もかかりにくいため、ご家庭で相談してみてください。
 

出典

積水ハウス株式会社 住生活研究所 年末年始に関する調査(2023年)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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