忘年会帰りに運転代行を呼んだら「5000円」かかりました…手配料を考えると「タクシー」の方が安く済みますか?

配信日: 2024.12.20

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忘年会帰りに運転代行を呼んだら「5000円」かかりました…手配料を考えると「タクシー」の方が安く済みますか?
飲酒した際や体調不良などで自分で運転できない場合、移動手段としてタクシーや運転代行を利用する人もいるでしょう。タクシーと運転代行を検討する際に気になるのは、どちらの方が安く済むのかということです。
 
そこで本記事では、タクシーと運転代行それぞれの費用やサービス内容を比較し、どのような場面で利用したらいいのかを解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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タクシーの特徴

タクシーは、指定した場所から目的地まで乗客を安全に輸送する公共の移動手段です。基本料金は地域によりますが、東京23区内では初乗り運賃は500円から乗車可能で、その後は距離や時間に応じて加算されます。また、深夜割り増し(通常2割増)や迎車料金が発生することがあるでしょう。
 

【メリット】

タクシーを利用するメリットの一つに手軽さがあげられます。スマホアプリを使用したり、街中で手をあげたりするだけで利用可能で簡単でしょう。飲酒後や体調不良のときにも気軽に利用できるのも魅力でしょう。また、運転を任せられるので移動中に休憩したり仕事をしたりできます。
 

【デメリット】

タクシーは移動距離や時間に応じて料金が加算されるため、長距離移動や渋滞時には費用がかさむことがあるでしょう。また、繁忙時間帯や地域によってはタクシーを捕まえるのに時間がかかるケースもあります。大きな荷物や大人数での利用はタクシーのスペースが制限されることもあるでしょう。
 

運転代行の特徴

運転代行は、利用者の車を代行運転手が目的地まで運転し随伴車両で帰るサービスで、料金は地域や距離により異なります。東京都内での乗車運賃の費用相場は次の通りです。
 

代行会社A

1km~5kmまで:6050円、10km:8800円、15km:1万1550円

代行会社B

基本料金:2000円(送迎車10km含む・保険代込み)
5kmまで:2000円、以降400円/km

代行会社 C

基本料金:3000円、走行距離5kmまで:6000円、以降500円/km

運転代行ではタクシーと同様に夜間料金や、高級車の運転では割増料金がかかる場合があります。
 

【メリット】

飲酒時や体調不良時に、車をおいて帰らずに自分の車を持ち帰れることがメリットです。翌日車を使う予定があるときでもスムーズに予定を進められます。
 

【デメリット】

運転代行は対応している地域が限られていることがあります。また、長距離の場合は費用が高くなりがちです。混雑する時間帯では事前に予約をしないと利用できないこともあり、自分の車を運転代行の運転手が運転するため事故を起こすリスクも考慮する必要があるでしょう。
 

タクシーと運転代行を費用面で比較

タクシーの利用条件として初乗り料金を500円(1km)、255m増すごとの加算運賃を100円とした場合と、運転代行の5kmまでの料金を6000円、以降1kmごとに500円かかるとします。移動距離に応じた利用料金は次の通りです。どちらも深夜ではなく日中利用したものとします。

5km:タクシー約2070円、運転代行約6000円
10km:タクシー約4030円、運転代行約8500円
20km:タクシー約7950円、運転代行約1万3500円

費用面で見ると、5km~20kmの移動ではタクシーの方が安く済むことが分かりました。ただし、タクシーや運転代行の初乗り料金は地域や時間帯により異なりますので、目安として参考にしてください。
 

タクシーと運転代行どちらを選んだらいいのか?

短距離や頻繁に移動する場合は、タクシーが便利です。出先の駐車場を気にしなくていいのは大きなメリットといえるでしょう。
 
一方で、 飲酒後や車を持ち帰りたい場合は運転代行が適しています。翌日車を使う予定がある場合、車を自宅に持ち帰れる利点は大きいでしょう。また、車を置いて帰った場合の駐車場代や翌日車を取りに行く際の交通費がおさえられることもメリットです。
 

短距離や頻繁に移動する場合はタクシー、飲酒後や車を持ち帰りたい場合は運転代行の方が適している

5km~20kmの移動においてはタクシーの方が安く済むことが分かりました。短距離や頻繁に移動する場合はタクシー、飲酒後や次の日に車を使う予定がある場合は運転代行の方が適しているといえそうです。
 
タクシーと運転代行はそれぞれにメリット・デメリットがあるため、利用シーンに応じた選択が大切です。料金や時間、目的に合わせて最適な手段を選び、安全かつ快適な移動を心掛けましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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