「親からお年玉を貰ったことがない」と話すと友人に引かれました…世間的には“少数派”なのでしょうか?

配信日: 2025.01.05

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「親からお年玉を貰ったことがない」と話すと友人に引かれました…世間的には“少数派”なのでしょうか?
子どものころ、お正月の楽しみの一つといえばお年玉だったという人も多いでしょう。お年玉を誰からもらえるか、いくらもらえるかは家庭によるため、ほかの人の家の事情と比べたときに驚くこともあるかもしれません。
 
「親からお年玉をもらったことがない」という人はどのくらいの割合でいるのかを知ることで、自分が少数派なのかどうかを知ることができます。
 
本記事では、親からお年玉をもらっていた場合の平均金額や、親が子どもにお年玉をあげないときに考えられる理由についてもご紹介します。
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親からお年玉をもらっていない人の割合は?

株式会社バンダイが2020年に実施した「小中学生のお年玉に関する意識調査」によると、もらったお年玉の封数は小中学生ともに5封が平均でした。お年玉をもらった相手として最も多かったのは「祖父母」の90.2%で、「おじ・おば」の69.0%、「親」の60.8%と続きます。
 
親からお年玉をもらっている人は全体の約6割ということで、祖父母に比べると30%ほど少ないことが分かります。今回の事例では「親からお年玉をもらっていない人は少数派なのか?」ということですが、全体の約4割が親からはもらっていないということなので、少数派ともいえないでしょう。
 

親からもらったお年玉の平均金額

同調査によると、小中学生が親からもらったお年玉の平均金額は5481円(小学生4536円、中学生7160円)です。学年ごとの平均金額は表1のようになっています。
 
表1

学年 平均金額
小学1年生 3772円
小学2年生 3148円
小学3年生 4462円
小学4年生 5419円
小学5年生 4858円
小学6年生 5201円
中学1年生 5898円
中学2年生 7944円
中学3年生 7565円

出典:株式会社バンダイ「小中学生のお年玉に関する意識調査」を基に筆者作成
 
お年玉の増額については、小学3年生と中学1年生の子どもに対して「昨年より増やした」と答えた人が多いようです。低学年から中学年になった際や中学に進学した際が、金額を変更するタイミングになりやすいのでしょう。
 
また、5人に一人が小学生になってからお年玉をもらい始めていることが分かっています。
 

親が子どもにお年玉をあげない理由にはどのようなものがある?

親からお年玉をもらったことがない人が、もらったことがある人の話を聞くと、なぜ自分はもらえなかったのか理由を知りたくなるかもしれません。親がわが子にお年玉をあげない理由には、以下のようなものがあるようです。

●自分が子どものころ親からもらっていなかったので、それが普通だと思っていた
●祖父母や親せきからもらうものだと思っていた
●子どもがまだ小さいのであげていない

とくに子どもがまだ小さい家庭では、お金を渡しても自分で管理できないこともあり、お金以外のものをお年玉としているケースもあるようです。親からお年玉をもらったことがないという人は、そのような形でプレゼントをもらった記憶がないか思い返してみるとよいでしょう。
 

親からお年玉をもらっていない人の割合は約4割なので「少数派」ともいえない

株式会社バンダイが行った調査の結果によると、お年玉をもらう相手として最も多いのは「祖父母」で、親からもらっている人も全体の6割程度はいることが分かっています。親からもらったお年玉の平均金額は5481円となっており、中学2~3年になると7000円以上もらっている子どももいるようです。
 
今回の事例では「親からお年玉をもらっていない人は少数派なのか?」ということですが、約4割は親からもらっていないことが分かっているため、少数派とは考えにくいでしょう。
 
また、親が子どもにお年玉をあげない理由には「自分ももらっていなかったから」などが挙げられていますが、お金ではない形であげていた家庭もあるようなので、そのような記憶がないか小さいころを思い返してみることをおすすめします。
 

出典

株式会社バンダイ バンダイこどもアンケートレポート Vol.256「小中学生のお年玉に関する意識調査」結果
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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