年賀はがきの料金が「63円」から「85円」へ! 「年賀状じまい」する予定の人はどれくらいいる?

配信日: 2025.01.07 更新日: 2025.01.09

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年賀はがきの料金が「63円」から「85円」へ! 「年賀状じまい」する予定の人はどれくらいいる?
2024年10月1日から、はがきを始めとする郵便料金が値上げされました。年賀状を毎年送ることが習慣になっていても、このことをきっかけに「そろそろやめどきかな」と感じている人がいるかもしれません。最近では「年賀状じまい」をする人が増えているようです。
 
そこで本記事では、「年賀状じまい」とは何かを解説し、値上がりした年賀はがきの金額をご紹介します。あわせて、年賀状の利用状況や上手に「年賀状じまい」するためのポイントもご紹介するため、参考にしてください。
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「年賀状じまい」とは?

「年賀状じまい」とは、今回を最後に年賀状による挨拶を辞退することを伝える年賀状のことです。つまり、これまで年賀状をやり取りしていた相手に対して「来年からは年賀状を出さない」旨を伝えるものになります。
 
「年賀状じまい」する理由はさまざまで「出す枚数が減ってきたから」「終活の一環として」「オンラインで済ませられるから」などがあるようですが、年賀はがきの値段が上がったことも理由の1つに挙げられるようです。
 

年賀はがきはどれくらい値上がりしたのか?

2023年と2024年に郵便局から販売されたおもな年賀はがきの値段の比較を、日本郵便株式会社が公表している情報を基に表1にまとめました。
 
表1

年賀はがきの種類 2024(令和6)年の値段 2025(令和7)年の値段
無地 63円 85円
無地(くぼみ入り) 63円 85円
無地(インクジェット紙) 63円 85円
無地(インクジェット写真用) 73円 95円
ディズニー(インクジェット紙) 63円 85円
広告付 58円 80円
寄付金付絵入り年賀はがき 全国版 68円 90円
寄付金付絵入り年賀はがき 地方版 68円 90円

※筆者作成
 
上記の表によると、2024年と2025年とでは年賀はがきの値段が、1枚当たり22円値上がりしたことが分かります。
 

「年賀状じまい」する人はどれくらいいる?

年賀状によるやり取りは年々減少の傾向にあるようです。日本郵便は毎年11月1日に年賀はがきの販売を開始しますが、当初の発行枚数について、2023年は14億4000万枚だったのに対し、2024年は10億7000万枚と約25パーセント減少しています。
 
このように年賀状の習慣が年々縮小傾向にあり、それにともなって「年賀状じまい」する人の数も増えていく可能性があるといえるでしょう。
 

上手に「年賀状じまい」するポイント

上手に「年賀状じまい」するためのポイントとして考えられることは以下の通りです。

●年賀状じまいの理由を明確に伝える
●いつ年賀状をやめるのか丁寧に伝える
●今後のお付き合いがなくならないことを書き添える
●年賀状じまいの後もオンラインなどほかの方法を伝える

上手に「年賀状じまい」するためのポイントとして考えられることは、「相手への配慮」です。突然年賀状をやめると伝えてしまうと相手によっては「絶縁された」ように受け取られてしまうかもしれません。
 
「年賀状じまい」をする際には、理由をはっきりと伝えたうえで、相手と今後も継続してお付き合いしたいことや、年賀状の代わりにSNSなどでやり取りを続けるなどの旨を、丁寧に伝えるとよいでしょう。そのうえでいつ年賀状をやめるのか前もって伝えておけば、相手に失礼なく「年賀状じまい」ができると考えられます。
 

「年賀状じまい」する人の数は年々増える傾向に! 「年賀状じまい」する際には伝え方に気をつけよう

年賀はがきの値上がりだけではなく、終活やオンラインの普及などさまざまな理由により年賀状のやり取りが減少傾向にあるようです。それにともない、「年賀状じまい」を予定する人の数も今後増えると考えられるでしょう。
 
ですが一方的に「年賀状じまい」をしてしまうと、中には「絶縁された」と感じる人がいるかもしれません。このようなトラブルを防ぐためにも、「年賀状じまい」の際には相手に対する配慮が必要だと考えられます。「年賀状じまい」の明確な理由や今後もお付き合いを継続することなどを丁寧に伝えるとよいでしょう。
 

出典

日本郵便株式会社 2024(令和6)年用年賀はがきの券種一覧
日本郵便株式会社 2025(令和7)年用年賀はがきの券種一覧
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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