側道から合流する際のウィンカーを「右」「左」のどちらに出すべき?もし間違えて出した場合、違反になるのでしょうか?
配信日: 2025.01.10
そこで今回は、基本的なウィンカーの出し方や出すタイミング、間違えた場合の罰則について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
基本的なウィンカーの出し方
車を運転中に「右」「左」どちらにウィンカーを出すべきか迷うケースがあるでしょう。ここでは、交差点と合流の基本的なウィンカーの出し方について解説します。
交差点の場合
道路交通法における交差点とは、十字路、丁字路、またそのほかの2つ以上の道路が交わる場所を指します。
交差点を右や左に曲がる場合は、その方向に適したウィンカーを出します。例えば、左折する場合は「左」にウィンカーを出して、近くを通行する車や歩行者などに知らせましょう。
側道から本線に合流する場合
例えば、高速道路の合流地点のように、側道から本線に合流する際、左側の車線から右に車線変更する場合は「右」ウィンカーを出すようです。
反対に、右側から左車線に合流するケースでは「左」のウィンカーを出しましょう。こうすることで、後ろを走行中の車に合流する意思を伝え、後方からの追突事故防止につながります。
側道から合流するケースではどちらのウィンカーを出す?
側道から本線に合流する場合は「右」のウィンカーを出すことが一般的です。ただし、側道から本線に合流する直前に「一時停止の標識」や「停止線」があるケースでは注意しましょう。
一旦停止の指示がある合流ポイントは、一般的な合流ポイントと同じように本線に合流しますが、交差点と見なされ左折となるため「左」にウィンカーを出す必要があるようです。
この場合、右にウィンカーを出して合流するとウィンカーの出し間違いとなるため注意しましょう。
ウィンカーを出すタイミングにも注意
ウィンカーを出すタイミングを間違えると、周囲の車や歩行者などに適切な合図ができず、事故につながる可能性があります。
例えば、右折や左折、Uターンをするケースでは、該当する地点の30メートル手前からウィンカーを出す必要があるようです。さらに、右左折やUターンが終わるまで出し続ける必要があるとされています。
また、車線変更をするときは、車線変更を行う3秒前にウィンカーを出すことが推奨されているようです。以上のタイミングを間違えると、合図不履行の違反となり、罰則を受ける可能性があります。
ウィンカーを間違えて出すと違反になる?
ウィンカーを間違えて出すと、合図不履行違反となり罰則を受けます。違反点数と反則金は、表1の通りです。
表1
違反点数 | 1点 | |
反則金 | 大型車 | 7000円 |
普通車 | 6000円 | |
二輪車 | 6000円 | |
小型特殊車 | 5000円 | |
原付 | 5000円 |
※筆者作成
車の運転手は、左折や右折、Uターンなどをする際にウィンカーや手などを使って合図することが決められています。合図がないと、近くを走行する車や歩行者などに危険な思いをさせてしまう可能性があるうえに、事故につながるおそれがあるでしょう。
万が一、合図を忘れたり間違った合図をしたりした場合は、合図不履行となり、違反点数1点、反則金6000円(普通車)の罰則を受けます。また、悪質な場合は、5万円以下の罰金となる可能性があります。
側道から本線に合流するとき、停止線がある場合は「左」のウィンカーを出す必要がある
側道から本線に合流するとき、合流ポイントに停止線や一旦停止の標識があるかないかで、ウィンカーを出す方向が異なるようです。
停止線がない場合は一般的な合流と同様に、右ウィンカーを出して合流します。一方で、停止線がある場合は交差点と見なされるため、左折となり左ウィンカー出して合流しましょう。
ウィンカーは、周囲の車や歩行者に次の行動を知らせる重要な合図となるため、間違うと合図不履行と判断され、違反となります。周囲の道路状況を確認して、間違えないように注意しましょう。
出典
警視庁 交通違反の点数一覧表
警視庁 反則行為の種別及び反則金一覧表
デジタル庁 e-Gov法令検索 道路交通法施行令 (昭和三十五年政令第二百七十号)第八章 罰則 第百二十条
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー