更新日: 2019.06.28 その他暮らし

もうすぐバレンタインデー・・・みんなの予算はどのくらい?

もうすぐバレンタインデー・・・みんなの予算はどのくらい?
もうすぐバレンタインデーですね。チョコレートをまったく用意しないという人、「義理チョコ」を毎年たくさん配る人など、それぞれだと思いますが、みなさんは、いったいバレンタインデーにどのくらいお金をかけているものなのでしょうか。
 
プレゼントするチョコレートの数が多くなると、家計の負担にもなってしまいますよね。よく「節約するために手作りする」という声も聞きますが、本当に手作りが最も節約できるのでしょうか。そこで今回は、バレンタインデーの予算や、その節約方法について詳しくお伝えしたいと思います。
 
藤丸史果

執筆者:藤丸史果(ふじまる あやか)

ファイナンシャルプランナー

相続、投資信託など、身近なファイナンスを中心に活動している。

バレンタインデーの予算はどのくらい?

・バレンタインデーにチョコレートを用意する?
昨年、株式会社ぐるなびが運営するECサイト「ぐるすぐり」が、20代~60代の女性に調査を行いました。
 
まず、バレンタインデーにチョコレートを用意するかどうかを聞くと、意中の相手にあげる「本命チョコ」は、全体で34.2%の人が用意すると答え、20代では51.1%と全体の平均値を16.9%上回りました。
 
そして、「義理チョコ」を用意すると答えた人は40代が最も多く39.2%、次いで30代で38%でした。
 
・予算はどのくらい?
予算については、「本命チョコ」は全体の平均が1937円となっており、20代の平均が2035円、40代の平均が最も高く、2198円でした。「義理チョコ」に関しては、全体の平均が782円で、本命と同様に40代が921円と最も高くなっています。
 
この調査結果を見ると、特に30、40代以上の大人の女性は、特定の相手だけでなく、周囲とのコミュニケーション手段としてバレンタインを活用していることが分かります。
 

節約するには手作りがよい?

「義理チョコ」などで、用意しなければならないチョコの数が多くなると、節約したいと思う方もいるかと思います。
 
節約するには、手作りするのがよいと聞きます。ですが、製菓用の材料は、あまり小分けで売ってないこともあって、意外と割高になることがあります。それに、チョコレートの材料以外に、ラッピングするための材料も買わなくてはなりません。
 
ためしに、材料が比較的少ない「トリュフ」を作って、3個ずつラッピングし、「義理チョコ」として5人に渡す場合にかかるお金を計算してみました。
 
●チョコレート材料(トリュフ15個分)
チョコレート(板チョコ2枚)・ホワイトチョコレート(板チョコ1枚)・生クリーム(50ミリリットル)・洋酒(ラム酒、ブランデーなど)・ココアパウダー(適量)
 
生クリーム、洋酒以外を100円ショップなどで買うとすると、1000円を少し超えるくらいでしょうか。
 
●ラッピング材(5人分)
紙箱(5個)・ラッピング紙やリボン・手渡し用の袋など
 
こちらも100円ショップなどを利用したとして1000円弱とすると、チョコレートの材料と合計して2000円程度にはなりそうです。ラッピングの見栄えにこだわるならもっと高くなるでしょうか。
 
また、普段から自宅でお菓子を作る人なら必要ありませんが、もし製菓用の調理器具を用意するところから考えるとすると、さらに費用がかさむことになります。手作りすれば節約できるとは、一概には言えないかもしれません。
 

手作りで節約するなら、おさえたいポイント

そこで、手作りする前に、次のような点を意識してはいかがでしょうか。
 
・材料費を計算してみる
作るチョコレートの材料などにもよりますが、例えば10個以上のチョコレートを用意するのであれば、買うよりも手作りしたほうがお得になる可能性は高いと思います。手作りした場合と既製品を購入する場合で、1個あたりいくらになるかを、まずは簡単に計算してみましょう。
 
・調理器具を持っていないなら、やめたほうが無難
製菓用の調理器具を買うことから始めるのは、「今後は毎回手作りする」と決心したのなら「あり」かもしれません。しかし、そうでなければ、既製品を買うことを考えたほうが無難だと思います。
 
・材料を新たに買わなくてよいチョコレートにする
チョコレートの材料やラッピング材を、家に常備してあるもので工夫してみるのも手です。
 
例えば、自宅にホットケーキミックスを常備してあるという方は、ホットケーキミックスを使った「チョコカップケーキ」はどうでしょうか。ほかに必要な材料も、卵や牛乳など冷蔵庫に常備しているものなので、あとは少量のチョコレートを買ってトッピングすれば、1回分のホットケーキミックスで10個ほどが作れます。見栄えもするので、ラッピングもそこまで凝らなくて大丈夫です。
 
あるいは、冷蔵庫の中にある豆腐を使って、ヘルシーな「ガトーショコラ」などもよいかもしれません。生クリームやバターを使わないレシピがあれば、それらを買う必要もありません。健康志向のヘルシーチョコは、渡す時のちょっとした話題になるのではないでしょうか。
 
こうした冷蔵庫に余っている、あるいは常備している材料を使うレシピは、調理アプリやインターネットで簡単に探すことができますのでおすすめです。
 

手作り以外で節約するためには

手作りする以外の方法で、いくつか節約のアイディアをご紹介したいと思います。
 
・できるだけノーブランドのチョコを選ぶ
ノーブランドのチョコレートには、かなりリーズナブルなものがあります。スーパーや、ネット通販などでお得な商品を探してみましょう。ノーブランドのたくさん入っているチョコレートをまとめ買いして、ラッピングだけ手作りしてもよいかもしれません。
 
・ブランドチョコはネットやアウトレットで買う
高額なブランドチョコを購入する場合、お店で買わずにネットで買うと、ポイントが付いたり少し安くなることがあります。あるいはアウトレットを利用するという手もあります。
 
・「ふるさと納税」を利用する
「ふるさと納税」では、チョコレートの返礼品も多くあり、中にはバレンタインデーまでに届けてくれるサービスもあります。ふるさと納税をしている人は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
 
今回は、バレンタインデーにかかるお金と、その節約方法についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。贈り物はお金をかければよいというものではありません。上手に節約しながら気持ちを伝える方法を見つけることができるとよいですね。
 
出典:「ぐるすぐり」バレンタインに関する調査レポート
 
執筆者:藤丸史果(ふじまる あやか)
ファイナンシャルプランナー
 

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