来年息子の「大学受験」を控えていますが「模試代」「受験料」「交通費」がかさみ家計が厳しい状況です。少しでも費用を抑える方法はあるのでしょうか?

配信日: 2025.01.16

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来年息子の「大学受験」を控えていますが「模試代」「受験料」「交通費」がかさみ家計が厳しい状況です。少しでも費用を抑える方法はあるのでしょうか?
大学受験は人生の大きな節目ですが、模試代や受験料、交通費などが家計に重くのしかかることも事実です。来年大学受験を控えたご家庭では、少しでも費用を抑えたいと考えている方も多いでしょう。
 
本記事では、大学受験にかかる主な費用の内訳や、負担を軽減するための工夫、助成制度の活用法などを具体的に解説します。限られた予算のなかで賢く準備を進め、安心して受験に臨むためのヒントをお届けします。
FINANCIAL FIELD編集部

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大学受験にかかる主な費用とは?

大学受験は、試験の準備から実際の受験まで、多くの費用が発生します。主な項目ごとにその内訳を詳しく見てみましょう。
 

模試代

模試代は、受験準備のなかで見過ごせない費用です。全国模試や志望校別模試など、種類によって金額が異なり、1回あたり5000円から7000円程度が相場です。
 
特に高校3年生は受験直前期になると月1回以上模試を受けることもあり、年間では5万円以上かかる場合もあります。また、学校で推奨される模試に加え、予備校や塾で追加の模試を受ける家庭も多いため、計画的な受験スケジュールを立てることが重要です。
 

受験料

大学の受験料は、志望校の数に応じて増加します。一般的に1校あたり3万円から3万5000円程度ですが、人気校や専門性の高い学部では、これを超える場合もあります。
 
また、同じ大学内で複数の学部や入試方式を受験する場合、割引を受けられる制度を提供している大学もあります。
 
例えば、獨協大学では共通テスト利用入試内の併願で割引が適用され、2志願目は無料、3志願目以降は5000円の追加で出願できます。こうした制度を活用することで、出費を抑えられる可能性があります。
 

交通費と宿泊費

電車やバスなどの公共交通機関を利用する場合、往復で数千円程度かかることが多いですが、新幹線や飛行機を利用する場合、1回の移動で3万円程度かかることもあります。
 
宿泊費では遠方の大学を受験する場合、前泊が必要になることがあり、1泊あたり5000円から1万円程度が目安です。繁忙期にはホテルの予約が取りづらくなるため、早めの手配を心がけることがポイントです。
 

その他の費用

受験の準備に伴う細かい費用も見逃せません。受験用の筆記用具や会場での昼食代、試験後の模範解答集の購入費などです。一つひとつは小額でも、合計すると数千円から数万円になることがあります。
 

トータルコストのイメージ

模試代、受験料、交通費、宿泊費を合わせると、大学受験にかかる費用は1人あたり約25万円から26万円程度になります。東京私大教連の「私立大学新入生の家計負担調査」によると、受験費用(受験料・交通費・宿泊費)は、自宅通学者が平均25万7900円、自宅外通学者は平均25万3800円となっています。
 
事前にどの項目にどれだけ費用がかかるかを把握し、無駄な出費を減らす工夫をすることで、負担を軽減することが可能です。
 

受験費用を抑えるための具体的な工夫

受験費用を抑えるためには、さまざまな工夫をこらしましょう。
 

1.模試は必要最低限に絞る

志望校の入試形式に近い模試を選ぶことで、効率的な対策が可能です。また、学校で実施される模試を活用すれば、個別に申し込むよりも割安になる場合があります。
 

2.受験校の選定を工夫する

地元の大学やオンライン受験が可能な大学を選べば、交通費や宿泊費を抑えることができます。また、併願割引制度を設けている大学もあるため、活用するとお得です。
 

3.宿泊施設を工夫する

試験会場近くの安価な宿泊施設を早めに予約するか、親戚や友人宅を活用するのも一つの方法です。
 

知っておきたい助成制度や奨学金の活用法

多くの自治体や団体が、教育費負担軽減のための助成制度を提供しています。
 

1.教育ローンや助成金

日本政策金融公庫が提供する教育ローンは、低金利で利用できるためおすすめです。また、自治体が独自に行う助成金制度も確認してみましょう。
 

2.奨学金制度

大学進学を対象とした奨学金には、返済不要のものもあります。JASSO(日本学生支援機構)の給付型奨学金は、世帯収入の基準を満たし、学ぶ意欲があれば支援を受けることができます。
 
この制度では、給付型奨学金の支給に加えて、大学・専門学校等の授業料・入学金も免除または減額されます。
 

まとめ

大学受験にかかる費用は、家計にとって大きな負担となりますが、適切な計画や工夫をすることで負担を軽減することができます。
 
模試や受験校の選び方、助成制度の活用など、今できることから始めて、安心して受験に臨みましょう。費用を抑える工夫は、家族の未来を支える大切なステップです。ぜひ今回の情報を参考に、前向きに受験準備を進めてください。
 

出典

獨協大学 入試情報サイト 検定料・割引制度
公益財団法人 生命保険文化センター 大学受験から入学までにかかる費用はどれくらい?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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