友人から「光熱費の紙の払込書が有料になったらしい」と聞きました。今までコンビニで支払っていましたが、制度が変更になったのでしょうか?
配信日: 2025.01.20
本記事では、紙の払込書有料化の理由や支払い方法の代替案などを解説します。紙の払込書を利用している方は、より便利な別の支払い方法を検討してみてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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紙の払込書が有料になっているのは本当?
紙の払込書の有料化は進んでいます。某ガス会社では、2024年10月末で紙の払込書の投函(とうかん)を終了しており、引き続き払込書の郵送を希望する場合は発行手数料として月に税込み220円かかるようになりました。
払込書を有料とする会社はほかにもあるため、気づいたら発行手数料がかかっているケースもあるかもしれません。紙の払込書で支払いを行っている方は、契約している会社のホームページなどで確認してみましょう。
紙の払込書が有料になった理由
紙の払込書が有料化されている背景には、3つの理由が考えられます。
1つ目は、ペーパーレス化が推進されているためです。環境問題への意識の高まりから、企業はペーパーレス化を積極的に推進しています。紙の製造には大量の水やエネルギーが必要となり、森林伐採にもつながります。紙の払込書を廃止、有料化することで、紙の消費量を減らし、環境負荷を低減する効果が期待できるのです。
2つ目は、原材料費が高騰しているためです。紙やインクの原材料費が上昇しているのも、紙の払込書が有料化される一因です。コストを削減するために、紙の払込書を廃止したり、有料化したりしています。
3つ目は、デジタル化が進展しているためです。スマートフォンやインターネットの普及により、オンラインでの手続きがスムーズに行えるようになっていることも紙の払込書有料化が進められている理由のひとつと考えられます。
オンライン請求書やスマホ決済アプリを利用すれば、紙を使わずに迅速かつ簡単な支払いが可能です。企業側も紙の印刷や郵送にかかる手間を省け、ユーザーにとっても利便性が向上します。
紙の払込書以外の支払い方法は?
紙の払込書以外にも、以下で解説する2つの支払い方法があります。有料化にともなうコストの発生を避けるためにも、支払い方法変更を検討してみることをおすすめします。
1つ目は、口座振替です。毎月決まった日に引き落とされるため、支払い忘れの心配がありません。
2つ目は、クレジットカード払いです。ポイントが貯まるメリットがあり、特に日常的に使っているクレジットカードで支払えば効率よくポイントを獲得できるでしょう。
上記2つに加え、会社によってはSMSで支払い用のバーコードを送ってもらい、それをコンビニで提示して支払う方法もあります。払込書を使ってコンビニで払っている方は、この方法が適しているかもしれません。
支払い方法は、契約している会社によって異なる場合があるためホームページなどで確認しましょう。なお、支払い方法の変更はホームページ上でできるケースが多い傾向にあります。変更手続きには一定の処理時間がかかる可能性があるため、できるだけ早めに変更手続きをしておきましょう。
紙の払込書の有料化が進んでいる
紙の払込書が有料化されている背景には、ペーパーレス化や原材料費の高騰、デジタル化の進展などが関係していると考えられます。こうした変化に対応するためにも、口座振替やクレジットカード払いなど、便利でお得な支払い方法に切り替えることをおすすめします。
契約先のホームページで利用可能な支払い方法や変更手続きを確認して、自分に適した方法を選びましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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