久しぶりに通帳記帳をしたら、身に覚えのない「3万円」が引かれていました。すぐに警察に通報すべきでしょうか?

配信日: 2025.01.21

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久しぶりに通帳記帳をしたら、身に覚えのない「3万円」が引かれていました。すぐに警察に通報すべきでしょうか?
久しぶりに通帳記帳をして身に覚えのない引き落としを見つけた場合、不正利用を疑う方も多いのではないでしょうか。万が一の不正利用の可能性を考えると、迅速に対処することが大切です。
 
本記事では、不審な引き落としに気づいたとき、どのように対処すべきかを紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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不審な引き落としに気づいたらやるべきこと

通帳記帳をしていて見覚えのない引き落としに気づいたとき、誰もが不安に感じることでしょう。しかし、焦って警察に通報する前に、まずは冷静に状況を整理し、本当に心当たりがないのかを確認することが大切です。
 
ここでは、不審な引き落としに気づいたときにどのように対処をすればいいか紹介します。適切な対応を取ることで不安を解消し、必要な手続きを行えるようにしましょう。
 

取引内容の確認

身に覚えのない引き落としに気づいたら、まずは取引の詳細を確認しましょう。通帳やオンラインバンキングで取引履歴をチェックし、引き落とし元の名称や金額に注目します。領収書やレシートなどと照らし合わせて、心当たりがないかを確認します。
 

家族に確認する

取引内容をチェックしてみても心当たりがない場合は、家族に確認を取りましょう。家族で口座やクレジットカードを共有している場合、自分が知らないうちに家族が利用している可能性があります。
 
未成年の家族がいて、オンラインショッピングやゲーム内課金を利用していることが発覚したケースも少なくないようです。家族に確認して、誰も心当たりがないことが分かった時点で、第三者による不正利用の可能性を考えましょう。
 

不正取引の可能性がある場合の対処法

身に覚えのない引き落としが、不正利用の可能性が高いと判断したら、まずは取引先の金融機関や決済サービスの運営事業者に連絡しましょう。不正利用の事実が確認された場合、多くの金融機関や決済事業者では、被害の全額補償を実施しています。
 
ただし、補償を受けるためには迅速な対応が求められます。取引内容に異変を感じたら早急に相談しましょう。
 
また、不正な引き落としの可能性が高い場合、最寄りの警察署やサイバー犯罪相談窓口への相談も一つの手段です。暗証番号や個人情報の漏えいが過去にあった可能性がある場合は、相談時にしっかりと伝えましょう。期間や警察と連携しながら早期解決を目指すことが大切です。
 

不正取引の被害があることを装った電話にも注意

不正取引の被害が相次ぐ中、さらにそれを悪用した詐欺の手口も増えています。例えば、警察官を名乗る人物から「あなたの口座が被害に遭っています。被害を抑えるためにキャッシュカードを回収する必要があります」などと電話がかかってくるケースです。
 
この詐欺はカード情報や口座の暗証番号を盗むことを目的としています。口座の情報やクレジットカードの暗証番号、個人情報などを電話で尋ねられた際には、指示に従わないよう注意しましょう。一度電話を切り、正式な窓口に直接確認することが大切です。なお警察が直接キャッシュカードを要求することはありません。
 

被害を防ぐためには各種アカウント情報の管理を徹底する

インターネットバンキングやキャッシュレス決済を利用している人のアカウント情報が犯罪に悪用されるケースが増えています。悪用させないためにも、まず推測されにくいパスワードを設定することが基本です。
 
例えば、誕生日や簡単な文字列は予測しやすいため、おすすめできません。英字の小文字や大文字、数字、記号などを組み合わせて複雑なパスワードを利用しましょう。
 
また、複数のサービスで同じパスワードを使い回すのも避けた方がいいでしょう。可能であれば2段階認証や2要素認証を利用しましょう。この機能を導入するとログイン時に追加の認証手段が必要となるため、不正ログインのリスクを軽減できます。
 

身に覚えのない取引があった場合は銀行や警察に相談する

身に覚えのない引き落としがあったとき、自分や家族が使用したものでなければ、まずは取引先の金融機関に相談しましょう。また、不正引き落としの可能性が高いと判断した場合は、警察への相談も一つの手段です。そのまま放置して被害が大きくならないよう、迅速に対処することが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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